繊細さんのはなし

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繊細な人とは、具体的にどんな人?
アメリカの心理学者エイレン・アーロン博士が
提唱したHSPという概念がベースになっています。

最近では日本でも浸透し、HSPという言葉も定着
してきた感があります。

本日はそんな繊細さんについての話をしたいと思います。

こんなあなたは繊細さん
「職場で機嫌の悪い人がいると気になる」
「人と長時間一緒にいると疲れる」
「小さなミスに気づいて仕事に時間がかかる」

繊細さんは相手の感情やその場の雰囲気はもちろん、
光や音まで周りが気づかない小さな変化を感じ取ります。

その感じやすさは長らく、「気にしすぎ」「真面目すぎる」
など個人の性格によるものだと誤解されてきました。

しかし、エレイン・アーロン博士が行った調査により、
「生まれつき繊細な人」は5人に1人の割合で
存在する事が分かってきました。

あなたが持つ繊細さは"性格上の課題"ではなく
"ただ、繊細に生まれついた"という気質。

僕もそうなのですが、誰か機嫌の悪い人がいると
自分が怒られているわけでなくとも
態度や声のトーンだけで緊張してしまいます。

繊細さんは誰かの気持ちに気づかないように
自分を作り変えるのではなく
気づいた事に対する対処の仕方の方が大切です。

刺激から自分を守る工夫
人の感情や小さな音、わずかな光まで、様々な情報を
感じとるため、その分疲れやすい繊細さん。

大切なのは"感覚を鈍らせたり"
"心を閉ざす"のではなくまずは刺激を物理的に防ぐ事です。

感覚を麻痺させるという事は
"嫌いなものや痛いもの"
は感じにくくなるけれど、同時に生きていくうえでの
"喜びやときめきも感じづらく"
させてしまいます。

視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚という五感に
分けて考え、五感のうち、「鋭い感覚」
から重点的に対処すると効果的です。

五感のうちどの感覚が鋭いのかは人それぞれなので、
自分の一番鋭いと思う感覚から実践していきましょう。

視覚
(眼鏡やコンタクトの度数を落とす)
(サングラスをかける)
(伊達メガネをつける)
自分に関係ないものまで見え過ぎてしまう人は
見えるものを必要最小限に抑えましょう。

聴覚
(ノイズキャンセリングイヤホンをつける)
(耳栓をする)
(イヤホンで心地よい音楽を聴く)
出かける時、カバンに耳栓を入れておき
気になる音をこまめに防ぐだけでも
だいぶストレスは防げます。

触覚
(肌の露出を減らす)
(心地よい素材で肌を覆う)
(明るい色の服やお守りを身に着ける)
触覚が鋭い人は苦手な相手や場所の
嫌な感じを肌から受け取っています。
そんな方は「服に守って貰う」のが基本です。

繊細さんにとっての最大の罠
繊細さんの最大の罠は
「相手の"わからない"という感覚が"わからない"」
という事。

「自分が当たり前に持つ感覚が相手にはないのではないか?」
繊細さんは是非この疑問をもって下さい。

それだけでも他者の見え方が大きく変わります。

「相手も自分と同じように感じているはず」
と思って、非・繊細さんに接すると思わぬすれ違い
が生じて誰も悪くないのに傷ついてしまう事があります。

あなたがもし、「分かって貰えない」と悩んでいるのだといたら
相手にはあなたの持つ感覚が「ない」
もしくは「ほどんどない」のかもしれません。

相手との違いを知り、時間をかけて少しづつ受け止める事、
それが心穏やかな関係を築くスタートになります。

繊細さんの共通する5つの力
繊細さんには共通する素晴らしい「5つの力」
を持っています。

感じる力
(相手のいい所を見つける)
(他の人が気づかない小さな改善点に気づく)
(日常の小さな嬉しさをキャッチする)

考える力
(深く考察する)
(興味を持つととことんハマる)
(当たり前になっている事に疑問を抱き改善出来る)

良心の力
(信じる事に真摯に取り組む)
(自分の納得と相手への誠実さを両立させて
大きな力を発揮する)

直感の力
(自分に合うものを探し当てるのが上手い)
(仕事の問題点を見抜く)
(物事の本質にたどり着く)
繊細さんは人に優しく、心が深いいろんな事に気づき、考える事が出来ます。
だからこそ
相手のちょっとした仕草やニュアンス、声のトーン
などをキャッチし、相手が何を望んでいるのか
どうしたいのかを察知します。

"自分の本音を大事にして下さい"
"他人を優先しすぎて自分のやりたい事
を疎かにしないで下さい"

自分の繊細さを認め、
「自分のこうしたい」という思いを大切にし、
「こんなわがままでいいのかな」と思うぐらい
積極的に自分を優先さてあげましょう!

ではまた!
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