SNSで必要なのは、過激な表現より安心感

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ビジネス・マーケティング
普段、SNSはInstagramとyoutubeを主にチェックしているのですが、SNSやウェブ広告で最近「また」増えてきたな〜と思うのが、ちょっと・・・いや、かなりの行きすぎた表現。


「〇〇だけでシミが取れた!」
「1ヶ月で稼げる資格講座!」
「絶対に痩せる食材ランキング」

みたいな。


確かに、思わず見たくなってしまうけれど、これ場合によっては薬機法や景品表示法などにひっかかる可能性もあるんですよね。


クリック率をあげようと芸能人の写真を無断利用すると、肖像権にひっかかる。
雑誌や他メディアの内容を無断転載したり、写真を勝手に使うことは著作権に引っかかる。


一時的に注目をあびて認知度は高まるかもしれないけれど、信頼は一向に得られないパターンと私は思ってイマス。



ネットで発信する側は、そういったマナーやモラルも必須だ。
さらに、仕事になると「誰でも簡単に!」というような世界ではありません。

さて、今日はわたしがSNSのコンテンツ作りで気をつけたいと思うことを。





①根拠のない事実、とにかくダメ


「レモンが美白に効く!」という表現の方がそりゃあいい。

シンプルにわかりやすい。


でも、食材は薬ではないから「効果」を謳うことは本来できない。
確かに、レモンを毎日食べて美白をゲットした人はいるかもしれないけど。



レモンに含まれるビタミンCの働きが肌を健やかに保ちます。
みたいな、回りくどい表現になってしまうけれど、根拠の解説が必要。



「自分にとっては自分の商品が世界一だし、”世界一の〇〇”ってキャッチコピーをつけよう!」
という作戦も、残念ながらNOなのです。


何かの世界大会で優勝したとか、信ぴょう性のある世界のランキングで1位になったとか、そういうの、必要になります。



「そんな細かいこと気にしなくて良くない?みんなやってるしバレないって!」

が、後々トラブルの発端になったり、信用を失うことになる場合もあるのです。


みんながやっている=良いこと。でもないのです。要注意!



こういった断定系の表現、最近目にすることが本当に増えた気がします。

個人がSNSをウェブマガジン化できるようになったのはいいけれど、ネットリテラシーを持ち合わせていないとちょっと危ない。




②写真の無断利用、パクリコンテンツ、ダメ。


完全にオリジナルコンテンツというのは、実は難しい。
色々な物を見て、参考にしたりすることもあるので、この世に100%オリジナルを求めるのは難しい。


ベートーヴェンの楽曲「運命」を演奏したからといって、訴えられないけれどこれを自分の楽曲として発表したら大問題。

その些細な違いをよく理解していかないといけないな、と私も日々慎重にコンテンツ作りをしています。




意図的にパクるのと、参考にするのは全然違う。

”パクリ”はどちらかというと思考停止した状態で、自分の意見やポリシーがない。ただのコピー。

”参考”は、いいな!と思った色使いだったり配置だったりのエッセンスをもらって自分のものに昇華していくもの。


と、私個人は認識しています。



芸能人の顔写真以外にも、誰かが撮った素敵な写真、企業のホームページから勝手に画像を拝借。

誰かが一生懸命書いた記事を、無断で転載。

これはどちらもアウトです。
自分の知名度、相手の知名度は関係ありません。




ネットにある情報=無料ではないし、情報公開に至るまでに血のにじむ努力をしてきた人もいる。

何十万、何百万とお金をかけて学んで失敗して、得た知識かもしれない。



「1+1=2」で、この学問を算数と呼ぶ、レモンにはビタミンCが含まれている、大晦日は12月31日、というような共通している基本情報は別として、

誰かの作品を自分のものとして使ってお客さんを集め、収入を上げていくやり方はやめよう。





③否定形と不安を煽る系の物言い、ちょっと古い。


「え?まだそんなの使ってるの?w」
「このままだとあなたは危険・・・!」

みたいな。

他社製品を否定して、自社製品を良く見せる言い方や、「今すぐこのサービスを始めないと手遅れに!!!」みたいなキャッチコピーを勧められた時代があります。

7~8年ぐらい前とかかなぁ。



いやぁ。これ、そもそもどうなんでしょ。
意見や考えを言うのと批判するのは、全然違っていて。


何かを売る・何かを伝えることに、他を否定する必要もないし
不安や焦りの気持ちから買ったもので幸せになれるんだろうか。



ライバルを否定して、売り上げがそこより上に行ったとする。

でもその頃には目的が「いいものを作ったから、ぜひ買って試してほしい」から「ライバル企業に勝つ」にすり替わっているケースもあるので

今度は次のターゲットを設定して、そこに勝とうと躍起になってしまうんじゃないのかな。



消費者からすると、企業同士の戦いには興味がなくて、
A社とB社の商品を比べて「自分にはこっちが合っているな」と納得して買い物をできることが大事なのではないかと思います。




売らなきゃ!
売らなきゃ!!!
売らなきゃ!!!!!!


と、なる気持ちはすごくわかる。
売り上げは確かに大事だ。


でもそこで、他社を蹴落とす方法や、過激な表現を使うことは最終的に誰も幸せにならないんじゃないかなと私は考えています。





④だから、お客様に必要な情報を一生懸命伝えよう!


あれダメこれダメと否定するのは簡単で誰でもできることなので、その先のことを。

「じゃあ、どうすりゃいいのさ!!!」


ここに魔法のような方法は存在していない。残念ながら。
どの方法がいいのかはそれぞれ違うし、やってみないとわからない部分もある。


それでもまず、「安心できること」「信頼していいと思ってもらえること」が大事だと思う。

文章や写真から「人の温もり」「優しさ」を感じれることだったり。
客観的な目線で伝えてくれることだったり。



そういった感情論的なものを抜きに考えてみると

・製品の詳しい情報(スペック)
・どんな場面で使えるのか
・それを使うとどんないいことがあるのか

などなど。



「自分が言いたいこと」だけになると、どうしても売り込み感が強くなる。
それが悪いことではないけれど、一方通行になりがち。

かといって「お客様は神様でゴザイマス・・・!!!」みたいな、媚びまくりの内容が続くと重たい。



「自分がお客様側なら、何を知りたいのかな?」「購入するか考えてしまう部分はどこだろうな?」という視点でそれを解決できる投稿を作っていく



即効性は低いかもしれないけれど、足元からしっかり基礎固めをしていく。
それが私のおすすめのSNS運用です。





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