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霊聴 2

 霊聴修行で様々な声が聞こえるようになると、うざくて眠れなくなり夜中じゅうその声を聴いているようになる。まずはどこからともない闇の中から聞こえてくる声などは非常に品がない。「殺してやりたい」「奪い取りたい」「地獄に落ちろ」など平常に溢れている。 病を治す神社に行くと、「我の食事は病気なり」と病の人の参詣を強く求める。神社は日本古来のものなので地相もいいところに陣取っている。それだけに居座るなにかも非常に強力だ。 その一方で寺は輸入品のうえに、葬儀を生業にしてたくさんの死霊を受け入れたのでそれらの怨念の声が絶えない。「墓参りに来ない、力が足りなくて、霊界に行けない」と溺れる幽霊や、自分のやった業から逃れられず、熱く体が焼けるようにもがいている声も響く。 寺にもいろいろあるが、鶴岡に暮らしていたとき、大酒飲んで寝ていたら声がする。0時ころだったが、その方向に歩いて行った。「我は***神なり、恵みを受け取れ。」がお誘いの言葉だった。結局朝まで歩いて着いたのは羽黒山五重塔だった。朝日が昇ってすべての声が消えて、ああこんなとこまで来てしまった。財布もってこねーし、バスでも帰れない。歩くのかよ。と思うわな。往復24キロくらいだったかと思うが、帰りは朝なので公園で水を飲みながら帰って午後3時ころアパートに帰って寝た。まあ、詐欺師にそそのかされたよりは断然ましだろう。 以後霊聴修業の迷路は終わりにして、霊視修行に進んだ。しかし霊聴修業は思わぬ時に人生の道を変えていった。その話はまた今度にするとして、霊聴を使う時の自分の精神状態が一つのチャンネルになるから、六道のどこに自分がいるのかでその世界の
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