絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む

すべてのカテゴリ

5 件中 1 - 5 件表示
カバー画像

編集者のワザ⑤ インプレッションを増やす、フォロワーを増やすには、事実の奥にあるディティールを語る

取材をしていると、多くの人が出来事を語ります。 「起業しました」 「新しいサービスを立ち上げました」 「売上が伸びました」 どれも事実としては正しい。しかし、それだけでは読者の心は動きません。なぜなら、出来事だけでは意味が伝わらないからです。 読者が本当に知りたいこと 読者が知りたいのは「何が起きたか」ではありません。 「なぜそれをやろうと思ったのか」 「なぜその選択をしたのか」 「どんな背景があったのか」 つまり、出来事の裏側にある理由や文脈です。 例えば「起業しました」という一文よりも、 「なぜ安定した会社を辞めてまで起業したのか」 のほうが、圧倒的に興味を引きます。 共感は理由から生まれる 人が共感するのは、出来事ではありません。 その人の判断や行動の「理由」です。 同じ失敗談でも、 「失敗しました」では何も残りません。 しかし、 「なぜその失敗をしたのか」 「そのとき何を感じたのか」 が語られた瞬間、読者は自分事として捉え始めます。 ここに、コンテンツとしての価値が生まれます。 編集者は背景を掘る 編集者の仕事は、出来事を並べることではありません。 その奥にある背景を掘り出すことです。 「なぜそうなったのですか?」 「その判断のきっかけは何ですか?」 「それ以前にどんな経験がありましたか?」 こうした問いを重ねることで、単なる出来事が意味を持ち始めます。 出来事を物語に変える 出来事は、そのままでは情報にすぎません。 しかし背景が加わることで、物語に変わります。 そして読者が求めているのは、情報ではなく物語です。 なぜなら、物語の中にこそ、自分の人生に重ねられるヒントが
0
カバー画像

【編集者のワザシリーズ①】本の核心は三回目の「なぜ?」で出てくる

原稿の質は文章力だけでは決まらない 出版の仕事をしていると、よくこう聞かれます。 「いい原稿を書くコツは何ですか?」 多くの人はここで「文章力」と答えると思います。しかし、30年以上編集の仕事をしてきた私の答えは違います。 原稿の質を決めるのは文章力だけではありません。取材の深さです。 ※もちろん、相当なテクニックを用いた原稿執筆力があるのが前提です 私は取材の際、必ず意識していることがあります。それは相手の言葉に対して二段階、三段階のツッコミを入れることです。 一回の質問では本質は出てこない 例えば著者がこう言ったとします。 「大学時代に起業に興味を持ちました」 ここで多くの人は話を先に進めてしまいます。しかし編集者の仕事はここからです。 私はまず聞きます。 「なぜ興味を持ったのですか?」 仮に相手が 「ある人の話を聞いたからです」 と答えたとしましょう。 すると次に聞きます。 「その人の話のどこに惹かれたのですか?」 するとこんな答えが出てくることがあります。 「実は高校生のとき文化祭で企画をやったことがあって、それがすごく楽しかったんです」 ここまで来ると話は一気に面白くなります。 三回目の質問で原体験が出てくる 私はさらに聞きます。 「なぜその体験を楽しいと感じたのですか?」 この三回目の質問で、その人の原体験が見えてくることが多いのです。そしてその原体験こそが、本のテーマになります。 読者が知りたいのは出来事そのものではありません。 「なぜその人がそう考えるようになったのか」という背景です。 その背景が見えたとき、文章は一気に立体的になります。 編集者の仕事は言葉の奥
0
カバー画像

【編集者のワザシリーズ②】原稿の質は取材の深さで9割決まる

原稿がつまらない本当の理由 原稿を読んでいて「何か物足りない」と感じることがあります。文章としては整っているのに、なぜか印象に残らない。 その原因はほとんどの場合、文章ではありません。取材が浅いのです。 取材の深さが本を決める 原稿は取材の素材から作られます。素材が浅ければ、どんなに文章を整えても限界があります。 私は取材のとき、必ず相手の言葉にツッコミを入れます。 「なぜそう思ったのですか?」 「そのきっかけは何ですか?」 「それ以前に似た経験はありませんか?」 原体験を掘り当てる こうした質問を重ねていくと、その人の考えの背景が見えてきます。多くの場合、そこには原体験があります。 その原体験を掘り当てた瞬間、原稿は一気に面白くなります。 とはいえ、文章力は絶対条件 原稿のレベルを無視していいという話ではありません。 中にはわけの分からない理屈で原稿をこねくり回す人がいます。 ほとんどの場合、内容の劣化につながるため、 ・一つの文章では基本的に一つのことを書く ・安易な指示代名詞の使用は要注意 ・文末を同じ表現に極力ならないように とあげるとキリはありませんが、決して原稿をおろそかにしてはいけません。 取材で本の半分はできている 私はよくこう言います。 いい本は取材の段階で半分できている。 取材が深ければ原稿は自然に立ち上がります。 次回は「編集とは文章整理ではない」という話をします。 あなたが今やっている“編集”は、本当に編集でしょうか?
0
カバー画像

プロ編集者の質問力で問われる「5段階ツッコミ力」

本の核心を引き出す「5つの深掘り質問」 出版塾をやっていると、よく次の質問を受けます。 「取材では何を質問すればいいのでしょうか?」 しかし実際には、「何を聞くか」よりも重要なことがあります。 それはどこまで深掘りするかです。 多くの初心者は、相手が話した内容をそのままメモして終わります。しかしそれでは、表面的な情報しか得られません。プロの編集者はそこからさらに踏み込みます。相手の言葉の奥にある理由や背景を探り、その人の原体験にたどり着こうとします。 そのために私が取材でよく使うのが、次の「5つの深掘り質問」です。 1 なぜそう思ったのですか 取材の基本は「なぜ?」です。 例えば著者が「大学時代に起業に興味を持ちました」と言ったとします。 そこでまず聞くべきなのは、 「なぜ興味を持ったのですか?」 という質問です。 人の発言には必ず理由があります。その理由を聞くことで、話の輪郭が少しずつ見えてきます。 ただし、多くの人はこの「なぜ」を一度しか聞きません。プロ編集者はここで止まりません。 2 そのきっかけは何だったのですか 次に聞くのは、出来事の「きっかけ」です。 「なぜ興味を持ったのですか?」という問いに対して、 「ある人の話を聞いたからです」 という答えが返ってきたとします。 そこでさらに聞きます。 「その人の話のどこに惹かれたのですか?」 この質問をすることで、単なる出来事が、意味を持ったエピソードに変わっていきます。 3 それ以前に似た体験はありませんか 人の価値観は、突然生まれるものではありません。必ずそれ以前の経験とつながっています。 そこで次の質問です。 「それ以前
0
カバー画像

EPUBってなに?Kindle出版初心者がつまずきやすい3つのポイント

Kindle出版にチャレンジしたい!と思って、いざ準備を始めてみると、 「Wordで書いたのにレイアウトが崩れる…」「EPUBって何?どうやって作るの?」「目次リンクってどうやるの?」 など、思った以上に細かいところでつまずいてしまう方が多いようです。 今回は、Kindle出版がはじめての方がよく直面する“あるあるトラブル”を3つにまとめてご紹介します。これを読めば、不安がグッと軽くなって、出版の一歩を踏み出しやすくなるはずです。1. EPUBってそもそもなに?EPUBとは、電子書籍用のファイル形式のひとつです。 Kindleをはじめとする電子書籍リーダーでは、このEPUBが一般的に使われています。 大きく分けて、リフロー型と呼ばれる形式と固定レイアウト型と呼ばれる形式があります。 リフロー型は、画面サイズや文字サイズに応じて、文章のレイアウトが自動で調整されるというもの。スマホ・タブレット・PCなど、どんな端末でも読みやすく表示されるのがメリットです。 一方、固定レイアウト型はPDFで作成するので、紙の印刷物に近い感覚で見せることができますが、画面が小さいスマホなどでは読みにくくなりがちです。 Kindleでの出版には、EPUB形式のリフロー型ファイルが基本。PDFでも出版は可能ですが、読者の利便性を考えるとリフロー型がベターです。 2. WordやGoogleドキュメントで書くと、なぜか崩れる…その理由とは?「WordやGoogleドキュメントで原稿を書いて、いざEPUBに変換したらレイアウトが崩れてしまった…」 これはよくあるご相談です。 原因は、WordやGoogleド
0
5 件中 1 - 5