サンプル小説[ジャンル:恋愛](1話完結6千文字)
以前に小説投稿サイトに投降した1話完結の短編小説です。文字数は約6千文字です。 以下サンプル小説になります。興味を持っていただけらご連絡ください。 昨日、失恋をした。
人を好きになったのは初めてだった。
君の最後の言葉が、脳裏に蘇る。
現実と向き合うため、僕は再度手紙を読み返すことにした──
ひと月前、僕は彼女と遭遇する。
風邪をこじらせて肺炎になった妹の見舞いで、僕は大学病院に来ていた。
案内看板を見て妹の病室を探していると、女性の声が耳に届いた。
「どこに行きたいんですか?」
振り返ると優しく微笑む小柄な女の子が立っていた。服装からしてこの病院に入院していることが分かる。自分と歳はあまりかわらないようにみえた。少なくとも、高校生には見えないことからも学年は違っても同じ中学生なのだろうと予想できる。
声音も穏やかで、なんとなく親切な人なのだろうと思った。
「えっと、妹の見舞いに来たんですけど、この病室ってどこにあるんですかね?」
僕は母から渡された病室の番号が書かれたメモを見せた。
「あぁここなら棟が違うんで連絡通路を通って隣の棟に行かないとですね、こっちですよ」
彼女は病室まで案内をしてくれるようだ。
間がもたないので適当な会話を投げ掛けてみた。
「あの、いつも困ってる人を助けてるんですか?」
僕は、彼女が話す前にその瞳が一瞬、こちらの様子をうかがうように動いたことを視界の端で捉えた。
「んーそうですねー。でも私がやってる人助けって自分のためなんで、別に私が優しいとか親切とかそういうことじゃないんですよねー」
どういうことなんだろうか。僕はもう一歩
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