なぜ人は迷うのか
「どうしたらいいと思いますか?」これは、私がこれまで何度も受けてきた質問です。身体の相談でも、仕事の相談でも、子育ての相談でも、最後はこの言葉にたどり着くことが少なくありません。しかし私は、人が迷う理由は「答えを知らないから」ではないと思っています。今は情報が溢れている時代です。調べれば、おすすめの方法も、成功事例も、専門家の意見もすぐに見つかります。それなのに迷う。なぜでしょうか。それは、答えが多すぎるからです。休んだ方がいいという人もいる。動いた方がいいという人もいる。続けろという人もいる。やめろという人もいる。どれも間違いではありません。問題は、「自分の場合はどうなのか」が分からないことです。私たちは正解を探しているようで、本当に欲しいのは安心なのかもしれません。間違えたくない。失敗したくない。後悔したくない。だから答えを探し続ける。でも実際には、どんな選択にも不確実さは残ります。だからこそ必要なのは、正解ではなく判断軸です。私自身、家族で世界一周をしていた時、毎日のように判断を迫られました。予定通り進むか。休むか。ルートを変えるか。子どもの体調を優先するか。そのたびに完璧な正解はありませんでした。それでも前に進めたのは、「何を大切にして判断するか」を決めていたからです。迷うこと自体は悪いことではありません。むしろ真剣に考えている証拠です。ただ、迷い続ける必要はありません。大切なのは、自分なりの判断基準を持つこと。正解を探し続けるより、判断軸を整える。それが私が大切にしている考え方です。もし今、何かに迷っていることがあるなら、まずは答えを探す前に、自分は何を基準に判断した
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