雨の日の選択が人生を変える。心がほどけた日
朝、雨の匂いがした。まだ降っていないのに、空の奥で水音だけが準備をしているような、そんな気配。なんとなく、今日は華やかな傘を持ちたくなった。コンビニのビニール傘を選ぶと、自分の心まで“無難”に寄っていってしまう気がした。占い師という仕事をしていると、ときどき、理由のない違和感が“運命のノック”みたいに響く瞬間がある。今日の私はまさにそれで、胸の奥が小さく「違うよ」と言った。だから私は、とりあえずビニール傘を持って最寄りの百貨店へ。そんなに高くはないけれど、年相応の きちんと見えする 花柄の傘 を選んだ。開いた瞬間、小さな花たちがふわっと咲いて、「今日は、あなたの心が動く日だよ」そんなふうに囁かれた気がした。とりあえずのビニール傘を閉じ、2本持ちに違和感を感じながらも外に出ると、胸の奥にあった重たいものが、少しだけほどけていくのを感じた。心なしか雨が降り出した!やったー!新しい傘を開いてみると お店で見るよりおしゃかわ!そんなときに限って、角を曲がったところで友人にばったり会う。「その傘、かんわいいねー!」その一言が、思っていた以上に胸に沁みた。最近、誰かに褒められることなんてほとんどなかったから。自分のことを“ちゃんと選んだ”のも、久しぶりだったから。立ち話をしながら、雨がぽつぽつ落ちてきた。花柄の傘の下で、友人の声がやわらかく響く。昨日ホワイト系に変えたネイルが、その傘と驚くほど相性がよくて、「今日の私は、ちゃんと私だ」そんなふうに思えた。占い師として言うなら、こういう日は、“心の流れが変わる前触れ” みたいなものだ。大きな出来事なんて何もない。でも、自分の好きなものを選んだ
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