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親友の弟と、恋愛できますか?【連載中】第7話

第7話 碧斗くん、ご立腹「碧斗《あおと》、怒らすとめっっちゃ怖いタイプだから」    こそっと教えてくれる朱音《あかね》の言葉を、胸に刻み込む。  明日は我が身かもしれない…。  碧斗《あおと》くんの大きな体が私を包むように立ち塞がり、いつもより少しだけ緊張感を持った指が家の鍵を開けた。  一応女性の部屋なので、碧斗《あおと》くんと琉生《るい》くんは玄関のところで待っていてくれるらしい。  朱音《あかね》と洗面台と自分の部屋と行き来しながら、キャリーケースや大きめのカバンにものを詰め込んでいく。  とりあえず2週間ぐらい過ごせるものがあれば、充分。  おいおい運び出していくようにして、日常使いのスキンケアや洋服、仕事関連のものが詰められれば…なんて思っていたのに、荷物はあっというまに山になる。 「先に俺の車に積んでくるよ」 「ありがとう、お願いします」  琉生《るい》くんが軽々荷物を肩にかけ、両手に持ち、部屋を後にする。  並んでいると2人とも同じぐらいだから、見慣れてしまうけど、碧斗《あおと》くんも、琉生《るい》くんも、身長大きいんだよね…。    琉生《るい》くんはハーフだから、身長と足の長さは遺伝子レベルだと思うんだけど、純日本の碧斗《あおと》くんも、高身長で足の長さがすごい。 「朱音《あかね》…、外国の血が入ってるとかない?」 「え?ないよ?琉生《るい》だけよ」 「そうだよね…」  真剣に荷物を詰め込んでくれている朱音《あかね》を見つめて、(朱音《あかね》も手足長いボンキュボン‼なんだよなー…)と、おじさん発想が浮かぶ。  同じ日本人なのに、…と。  この3人と一緒
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親友の弟と、恋愛できますか?【連載中】第6話

第6話 引っ越しのご挨拶 「琉生《るい》に話ついたよー!車でこっち来てくれるー!朝ごはん食べて支度して待ってよー!」   電話を終えた朱音《あかね》が、リビングに戻ってくる。   碧斗《あおと》くんがしてくれるままに任せてる私を見て、朱音《あかね》は何も言わずに、元の場所に腰掛けた。  「朝ごはんどうしようかー、碧斗《あおと》作ってくれるー?」  「簡単でいいー?俺、朝食わないからー」   「いいよー!」    朱音《あかね》と碧斗《あおと》くんの会話を聞いていたら、碧斗《あおと》くんの手の心地よさにうとうとしてきた。   カチッと、ドライヤーを止める音がしたときには、私は半分夢の中。   碧斗《あおと》くんの匂いに包まれた感覚の後、私の意識は完全に途絶える。    ぱちっと起きたときには、私はソファーで横になっていて、頭の下には枕、上には温かいブランケットがかけられて、目の前のテーブルには、碧斗《あおと》くんが作ってくれた(?)ホットサンドとオレンジジュース(?)が置かれていた。   ゆっくり目線を向けると、ダイニングテーブルで同じメニューを食べてる朱音《あかね》と、洗い物をしている碧斗《あおと》くんの姿。  「起きた?ちょうどできたてだよー。こっち来れそう?いっしょに食べる?」  「あ…、うん、行く」   用意してくれてお皿たちを持って、先ほどの自分の席に腰掛けた。  「ごめん、寝てばっかで…」    朱音《あかね》たちに申し訳なさがこみ上げる。    情けない姿を見せてばかりだもん。 「そんなことないよ。隣人のせいで、全然寝れなかったでしょ?ここが安心できるならよかった」
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親友の弟と、恋愛できますか?【連載中】第5話

第5話 姉ちゃん公認です。(茉由さんには内緒) 「あ、朱音…」  「座って座って。碧斗が入れたコーヒー美味しいよ」  朱音に誘導されるまま、朱音の前の席に腰かけた。  「で、どうだった?」  熱いかなーっと様子を見ながら飲もうとしたコーヒーを、吹き出す寸前!  びっくりしてぱくぱくと声にならない口の動作で朱音を見ると、平然とした態度で私を見ていた。    この余裕はなんだ!わたしはとても動揺しているのに! 「大丈夫(?)だよ。やってないって。寝てる茉由に手を出すほど、腐った人間じゃないって」 「え、あ、…そうなんだ」  「途中までしたから、朝の状態だったみたいだけど」  悪戯そうに笑う顔を見ると、碧斗くんがぱっと浮かぶ。    (2人は姉弟なんだなー…)  今までは朱音しか知らなかったけど、今は、朱音を通して碧斗くんが見えてくる。 「碧斗が茉由を運んでくれるっていうから任せたのに、朝きたら、客間に茉由はいないし。碧斗の部屋にいったら、あの光景で。同意だったらいいのだけど、茉由の様子から同意じゃないって思ったから…」 「あ、あの、同意かどうかの、あれ?」 「まあ、これから同棲するし、仲が深まってくれるならそれで嬉しいよ」  にっこり笑う朱音は、なにかを企んでいる?ごり押し?のような雰囲気を感じるのだけれど…、碧斗くんとあの状態になっていることに対して、怒っていないし、同居の話も継続のまま?だから、いいの、かな?   「あ、ありがとう…」 「茉由が同意しない限り、最後まではさせないって約束させたから」 「ちょちょちょちょちょ、最後までってなに?その手前は同意なしOKなの?」 「そこ
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親友の弟と、恋愛できますか?【連載中】第4話

第4話 楽しい(?)同居の始まりです?「…っわ!!!!」  急に眠気が吹き飛んで、目を開けた。  重たい!なんで⁉びっくりして横に目を向けると、碧斗くんのドアップ!  なんでなんでなんで⁉    起き上がりたくても起きれないのは、碧斗くんの大きな手が私の上に乗っているからだった。  細身に見えたのに、昨日見せてもらった腹筋のように、腕にもしっかり筋肉がついているみたい。  「あ、あ、あ、おとくん…!」  昨日のことが浮かんで、ぱくぱくと言葉が上手に出てこない口を一生懸命動かし、呼んでみるけど、全然起きてくれる様子がなく。  どうしよう、昨日の途中から記憶がない。  どこまで?どこまでしたの?碧斗くんを起して確認したいのに…!  ガチャーーーー… 「碧斗ー?茉由はどこに寝かせたのー?」  扉を開けて顔を出したのは朱音。  碧斗くんと目が合うと思って向けただろうベットで目があったのは、碧斗くんの中にいる私。  「あ、あ、あ、あ、朱音…!」  半泣きになりながら、ごめんなさいの気持ちで朱音を見ると、朱音はちがう解釈をしたのか、思い切り碧斗くんに拳骨を落として怒った。 「碧斗ーーーーーーー‼」  (朱音ーー!ちがうのーーーー…‼)    朱音に拳骨を食らった碧斗くんは、お行儀よくすーーーと起きて、辺りを見回して、状況を把握した様子。  「あとで説明するから、リビングに移動しない?茉由さん、シャワー浴びる?昨日そのままだったから、気持ち悪いでしょ」  「え、あ、いいの?」    「うん。 メイクは落とさないとまずいと思って、俺が落としちゃってるけど…。許可なくすっぴん見てごめんね。でも、
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親友の弟と、恋愛できますか?【連載中】第3話

第3話 碧斗くんはモテるのです。 「最初は、私が碧斗《あおと》に同居を持ちかけられてたの」  「え?朱音《あかね》と?」    びっくりの連続で、え?しか出てこない。   飲み物が届き、手際よく私と朱音《あかね》の前から空グラスをどけて、新しいグラスを置いてくれる。   自分のお酒を飲みながら、私たちの様子を再び見守った。   お行儀いいし、手際もいい。   飲んでる姿は、ウサギみたいで可愛いし、これは何度も感じる、(碧斗《あおと》くん、モテる!!!)  「この通りイケメンでしょ?」   頷くしかできません、その通りでございます。   「モテるわけよ、とてつもなく」    そうでしょう、そうだと思います。   「で、あまりにモテすぎて、面倒になっちゃったわけ、女性が。碧斗《あおと》の年齢が、結婚適齢期に入っているし、こんな優良高物件あったら、女性が来るでしょ?じゃんじゃかと」  「うんうん」   「で、色々あって、嫌気がさした碧斗《あおと》が、姉ちゃん!家賃3分の2出すから、同居してくれ!お願い!女避け!って言ってきたの」  「ほーほー…」     朱音《あかね》の隣で飲み食いを続けてる碧斗《あおと》くんに、変化ゼロ。   お姉ちゃんの真似にも、モテるエピソードにも、動じてません。  「いくら姉弟だからって、アラサーになってまで弟と同居なんて邪魔だし、琉生《るい》がいるから、いや!って断ったの」    琉生《るい》くんと朱音《あかね》も年齢的に結婚考える?なんて言ってたから、ここで碧斗《あおと》くんとの同居は考えちゃうよね…。    琉生《るい》くんは結婚したいけど、朱音《あか
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親友の弟と、恋愛できますか?【連載中】第2話

第2話 弟くんと同居って発想は、いかがなものか! 朱音《あかね》の発言に、上げたジョッキがそのままに。    朱音《あかね》は「すっきりしたー!」と、さっきとは打って変わって喉越しよくビールを飲み干した。   「おかわり頼もう!次は何する?」     もう解決したよね!よかった!と言わんばかりの笑顔でメニュー表を見せてくる朱音《あかね》の腕をつかんで、私は固まった顔を近づけた。   「待て待て待て待て。え?弟いるの?」     「あ!うん!いるの!実は。イケメン高身長の高学歴高収入。いい物件だよ?男避けにはちょうどいい」   「そんな高物件に彼女がいないわけないでしょ!!」     朱音《あかね》は女性の割に身長高く、すらっとした長い美脚は筋肉が上手についたセクシーボディ。     隠れ巨乳で、腹筋もうっすら割れてることを知っている。     そんな美女!!!の朱音《あかね》の弟、確かにイケメンだと思う!信憑性があるけども、、、!   「いきなり私と同居とか、おかしいよ!?なに言ってるの!?」    「彼女いないし、引っ越し費用出させるし、家賃も3分の2でいいよ!稼いでるし!」   「ちょちょちょちょ、そんな巻き込めないよ!?本人の意思は!?」    「呼ぶ呼ぶ!呼んで紹介するよ!」     朱音《あかね》はもう決めました!と強い意思で、揺るがない。    決めきれない私を待てず、追加のお酒を勝手に頼むため、店員さんを呼んでしまった。  「ウーロンハイ2つで」  注文を聞いた店員さんが去り、朱音《あかね》が呆然としたままの私に、枝豆のお皿を差し出す。 「飲みながら話ししよ。ま
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