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「アン・シャーリー」は誰のための作品か?

現在、NHKでアニメ『アン・シャーリー』が放映中で話題になっていますね。 『赤毛のアン』は私も大好きな作品で、原作はもちろん、複数の映像作品を楽しんできました。 大人にとっての理想的な少女実は、私が『赤毛のアン』を好きになったのは、40歳を過ぎて。 結構最近のことです。 子どもの頃は、 「これは女の子向けの作品」 と見向きもせず、興味ゼロ。 どんな話かもあまり知らないままでしたが、たまたまアマプラで無料だった映像化作品を見てドハマり。 「こんなに面白かったのか!」 と感動し、原作にも手を出しました。 私自身が娘を持ったこともあり、カスバート目線で感情移入してしまったのですね。 一方で、娘は初めて『赤毛のアン』(幼児版)を読んだ時、 「これって、本にする話? 普通の話じゃん」 と拍子抜け。 すでに「鬼滅の刃」や異世界転生ものに馴染んでいた娘には、田舎で平和に過ごす少女の姿に、物語としての価値を感じられなかったようです。 となると、いったい『赤毛のアン』って、誰向けの作品なんだろ? という気がします。 実は、 「大人が、大人目線で『理想的な少女像』を楽しむ」 作品なのでは……? という気がしてくる。 そもそも原作は、分量も多くて子供向けではありませんし。子どもの成長は、寂しいちなみに、私が最も好きなシーンは、第31章。 アンが15歳になって背も伸び、すっかり思索的な乙女に成長したのを見たマリラが、 「自分がかわいがったこどもが消えてしまい」 「マリラはなにか失った気がして」 「1人すわって泣き出してしまった」 という場面。 (村岡花子訳、新潮文庫、p435)そんなことで泣いてしまう
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グリーンゲイブルス

去年の10月、念願のプリンスエドワード島に行ってきました。東京からカナダ、トロントまで13時間、さらに国内線を乗り継いで島まで2時間、トランジットを含めるとほぼ丸一日かかる旅程です。『赤毛のアン』が大好きで、特にアンの育ったあの緑の屋根の家、グリーンゲイブルスを一目見たかったのです。物語はフィクションですが、島や町の様子はそのままで、お化けの森や、輝く湖水、恋人たちの小径にも行くことができました。そしてグリーンゲイブルス。現在は博物館としてたくさんの観光客が訪れるようになっていますが、アンの部屋はもちろん、台所やマシュウの部屋、マリラの部屋、パントリー、玄関から階段まで全て見ることができます。写真は、レゴで作られたグリーンゲイブルスの模型です。小説を読んでいた私は、架空と知りながら、ここでアンがお茶会をしたんだ、ここでアンがブローチを見つけたんだ、などと胸を躍らせてしまいました。もう一つ、アルプスの少女ハイジの村があるスイスにもいつか行ってみたいですが、これまたとっても遠いですね(笑)。
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