第3話:MT4とMT5、何が違うのか──移行前に知っておきたいこと
はじめに「MT5に移行したいけど、今のEAやインジは使えるの?」こういった相談を、よくいただきます。MT4とMT5は名前が似ているので、なんとなく「互換性があるだろう」と思いやすいです。でも実際には、かなり別物です。今回は、移行を考えている方に向けて事前に知っておきたいことを整理します。MT4とMT5、根本的に何が違うのか一言でいうと、プログラムの仕様がまったく異なります。よく誤解されるのが、「MT4のファイルをMT5に入れれば動く」という考え方です。実際には、こんな違いがあります。価格データの並び方が逆関数の名前や書き方のルールが違う注文の送り方の仕組みが変わっているこの違いのせいで、mq4ファイルをそのままMT5に持ち込んでもコンパイルエラーが出たり、動作がおかしくなることがほとんどです。「変換ツールで一発OK」と思っている方も多いですが、現実はそう簡単ではないことが多いです。まず確認したいのは「手元にあるファイルの種類」移行を考えるとき、最初に整理したいのはファイルの状態です。mq4ファイル(ソースコード)があるかex4ファイル(コンパイル済み)しかないかこの2つで、対応の方法がまったく変わります。mq4があれば、MT5用に書き直す(移植・変換)という対応ができます。ex4しかない場合は、中身のコードが見えない状態なので、別のアプローチが必要になります。「何があるか分からない」という方も多いですが、まずはそこを確認することが出発点です。EAの「再現度」をどこまで求めるかで作業が変わる移行を依頼するとき、意外と見落とされがちなのがこの点です。「MT4と完全に同じ動作にしたい
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