絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む

すべてのカテゴリ

3 件中 1 - 3 件表示
カバー画像

医学英語論文の書き方マニュアル – 2:注意すべき表現

今回は医学論文の英語執筆時によく使いそうな表現をいくつかピックアップしまして、例を挙げながら解説していきたいと思います。1. Respectivelyの使い方 Respectivelyは、「AとBはそれぞれCとDである」といった複数の事象が1対1で対応しているときに使う表現です。 正しい例: • X Y and Z like baseball soccer and swimming respectively. 間違った使い方: 1対1の対応がない文脈や、文が別々に書かれている場合、respectivelyは使いません。誤例: • X likes baseball and Y likes soccer respectively. 2. 「関連する」の使い分け – Associated vs Correlated 「関連する」という表現も要注意です。「関連する因子を調べる」場合は associated、「関連性が判明している」場合は correlated を使いましょう。 例文: • We examined factors associated with the long-term renal outcome of... 「○○の長期腎予後に関連する因子について検討した」• XX was correlated with the long-term renal outcome. 「XXは○の長期腎予後と関連していた」*関連性がわからなくて調べる時はassociated、関連性が判明した場合はcorrelatedを使用します。3. 「致死率・死亡率」の定義と英語表現 死亡率は、集団全体
0
カバー画像

英単語の選択について(病態を例に)

英文翻訳で迷う「病態」の選び方 英語論文を書くとき、日本語をどう英語に訳すか悩むことはありませんか? 今回は「病態」という表現を例に、適切な英単語の選択について考えてみましょう。 辞書にあるさまざまな訳語 「病態」を辞書で調べると、以下のような訳語が出てきます。 • clinical condition • patient’s condition • clinical state • disease state • pathological condition • state of illness • pathophysiology • pathology これらの中で、どれかピンとくるものはありましたか? また、「何か違うな」と感じる表現もあるかもしれません。 実はこれ、「病態」の曖昧さからくる問題です。日本語の「病態」には明確な定義がなく、いろいろな意味で使われるため、翻訳でも複数の訳語が生まれてしまうのです。 「病態」が曖昧になる理由 例えば、臨床医が「病態」という言葉を使った場合、それが「病的状態」を指しているのか、「病態生理(発病機序)」を意味しているのか、文脈なしに即座に理解できるでしょうか? 英語論文に慣れている方なら、文脈がなければ読者が意図を誤解する可能性を考慮して、慎重に言葉を選ぶでしょう。日本語では多少曖昧でも伝わることがありますが、英語ではそうはいきません。 翻訳の具体例:病的状態と病態生理 1)病的状態の場合 「…は…(形容詞)...な病態である」という表現の場合、ベテラン翻訳者はpatient’s conditionやstate of illness
0
カバー画像

医学英語論文の書き方マニュアル ―― 誤用しやすい表現とその注意点

英語論文を執筆する中で「文法的には正しいけれど、学術的な文脈では誤解を招く」あるいは「適切な語の選び方に迷う」といった場面は少なくありません。今回は、医学英語論文を書く際に特に注意したい表現を3つ取り上げ、具体例を交えながらその使い方をご紹介します。 1. "Respectively" の正しい使い方 “respectively” は、「AとBはそれぞれCとDである」のように、複数の項目同士が一対一に対応していることを明確に伝える際に使われます。 ✅ 正しい例: X, Y, and Z like baseball, soccer, and swimming, respectively. → Xは野球、Yはサッカー、Zは水泳が好きである。 このように、前後の要素が順番通りに対応していることが条件です。 ⚠️ よくある誤用: X likes baseball and Y likes soccer, respectively. → この文は対応関係が文構造上示されておらず、”respectively”の使用は不適切です。 また、AとC、BとDのように、順番に意味がなく、単なる「関係がある」というだけでは“respectively”は使えません。 一文の中で並列関係が明確に構築されているかどうか、が判断のポイントになります。 2. 「関連する」の表現:Associated vs. Correlated日本語の「関連する」は便利な表現ですが、英語では文脈に応じて適切な語の選択が求められます。特に“associated” と “correlated” は意味のニュアンスが異なります。 調査
0
3 件中 1 - 3