今回は医学論文の英語執筆時によく使いそうな表現をいくつかピックアップしまして、例を挙げながら解説していきたいと思います。
1. Respectivelyの使い方
Respectivelyは、「AとBはそれぞれCとDである」といった複数の事象が
1対1で対応しているときに使う表現です。
正しい例:
• X Y and Z like baseball soccer and swimming respectively.
間違った使い方: 1対1の対応がない文脈や、文が別々に書かれている場合、
respectivelyは使いません。
誤例:
• X likes baseball and Y likes soccer respectively.
2. 「関連する」の使い分け – Associated vs Correlated
「関連する」という表現も要注意です。
「関連する因子を調べる」場合は associated、
「関連性が判明している」場合は correlated を使いましょう。
例文:
• We examined factors associated with the long-term renal outcome
of...
「○○の長期腎予後に関連する因子について検討した」
• XX was correlated with the long-term renal outcome.
「XXは○の長期腎予後と関連していた」
*関連性がわからなくて調べる時はassociated、
関連性が判明した場合はcorrelatedを使用します。
3. 「致死率・死亡率」の定義と英語表現
死亡率は、集団全体の中での死亡者数を指し、英語では death rate や
mortality rate と表現します。
一方、致死率(致命率)は、特定の病気の患者における死亡者数を指し、英語では case-fatality rate と言います。略語は CFR です。
今回の記事では、特に曖昧になりがちな表現に注意し、正確で明確な言葉遣いの重要性を確認しました。英語表現は細かな違いで意味が大きく変わることもあるため、適切な使い分けを心がけましょう。
次回もさらに実用的な英語表現のポイントをお届けしますので、お楽しみに!