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占いを受けた後に、もっと悲しくなってしまったあなたへ。私が守りたい「仲介人」としての礼儀

私は今でも、一人の相談者として占いや鑑定を受けることがあります。 悩みの中にいて、どうにも動けず、勇気を出してお金を払い、プロの方に相談する。 その時の「一歩踏み出す不安」や「すがるような思い」は、今も私自身の肌感覚として持っています。 しかし、時には言葉にできないほどの「がっかり」や、拭いきれない「不快感」を覚えることもありました。 投げつけられたのは、フォローのない否定的な言葉の数々。 そして、こちらの真剣な悩みの意図を汲み取らない、どこか馴れ馴れしい口調。 「こんなに悪いことを言われるために、私はお金を払ったんだろうか?」 その時に感じるショックは、何度経験しても慣れるものではありません。だからこそ、私自身がカードを手に取る時は、絶対に自分に許さないと決めている「一線」があります。1. 「否定」だけで終わらせることは、絶対にしない 占いには、時に厳しい結果が出ることもあります。 たとえば、今の状況では「〇〇はできません」というサインがカードにはっきりと表れることも、現実には起こり得ます。 けれど、それをそのまま伝えて終わらせるのは、プロの仕事ではないと私は考えています。 不安にさせるだけで、具体的な解決策もなく「まあ、安心してくださいよ」と根拠のない言葉で曖昧に流されるのは、相談者さんをさらに深い迷子にさせるだけです。 もし厳しい結果が出たとしても、 「じゃあ、その不安を解消するために、具体的に今何ができるのか?」 「望まない状況を回避するために、どんな一歩を踏み出すべきか?」 というフォローを、私は必ずセットでお伝えするようにしています。 「がっかり」して終わるのではな
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占い師だけじゃない私。 ~心の巡りを整えるもうひとつの時間~

この一年で起きた大きな変化占い師として本格的に活動を再開したこの一年は、大きな変化の連続でした。子どものころ金魚を飼ったくらいでペットと縁のなかった私が、保護犬を迎えたこと。長く続けてきたコンビニの仕事や、大切にしてきたパン職人の仕事を手放し、占い師一本になったこと。どれも自分で選んだ道。後悔はありません。でも、お習いしている薬膳の師匠に「気も血も水も足りていなくて、巡らせられていない」と今の体調についてスパッと言われて、ハッとしました。「この1年で大きな変化がたくさんあり未消化な部分があるから…」という言葉にもしかして「これ?」と思いました。対面鑑定で言われたこと先日対面鑑定で鑑定士さんに手相を見てもらう機会がありました。鑑定の途中で、穏やかな口調でこう言われたんです。「あなたは2つ、好きなこと・自分に合うことがあって、どちらも長く続けますよ」その言葉を聞いた瞬間、パンを焼いていた頃の自分を思い出しました。納期や注文数に追われて大変だったけれど、オーブンから漂う香りや、焼きたての温かさは特別なものでした。最後に出たタロットはソードクイーン手相鑑定の最後に、タロットを1枚引いていただきました。出たのは「ソードのクイーン」。感情に流されすぎず、冷静な判断力と経験からくる洞察を持つ女性。過去の経験や痛みを知り、それを力に変えていくカードです。その瞬間、平成の頃に対面鑑定をしていた自分を思い出しました。お客様の目の前で、声の調子や表情を感じ取りながらお話を伺う。そこには感情で寄り添うカップクイーン的な私と、状況を整理してお伝えするソードクイーン的な私、両方が存在していました。自分のた
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昔、ラウンジで働いていました

わたしは、少し前まで ホテルの中のレストランやラウンジで働いていました。 静かで丁寧な空気が流れる場所。 けれどそのぶん、お客様の言葉にならない感情が伝わってくることも多くて―― 「人の心を読む力」が必要とされる仕事だったように思います。 ある日のこと。 いつも明るく場を和ませてくれる常連のお客様が、 その日は少し様子が違っていました。 注文されたのは、いつもとは違うお酒。 その理由を、私は聞きませんでした。 ただ静かに、他のお客様を接客しながら、その方を見守っていました。 やがて客足が落ち着いた頃、 その方はぽつりと、こう言いました。 「母が、亡くなったんです。 毒親だったから、いなくなってくれたらいいとずっと思っていた。 けど…実際いなくなったら、心にぽっかり穴が空いてしまって。 ――これって、なんなんでしょうね」 そして最後に、 「変な話を聴かせちゃって、ごめんね」と、照れたように笑ったその表情を、今もわたしは忘れられません。 感情は、白か黒かで割り切れないもの。 好きと嫌い、憎しみと愛情、 それらがひとつの心の中で同時に存在してしまうこともある。 その矛盾こそが、人間の本音なのだと感じた出来事でした。 接客という仕事をしていた頃、 私は「お客様のプライベートには立ち入らない」という距離感を大切にしていました。けれど同時に、 言葉にできない気持ちにそっと寄り添う――そんな拠りどころになりたいとも思っていました。その思いが、今はタロット占いという形になっています。 わたしは占い師として、未来を決めつけることはしません。 ただ、カードに映し出された 「あなたのまだ言葉にならな
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