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The Strokesと「The modern age」

ストロークスはおれが唯一、羨ましいという感情が混じった「憧れた」バンドである。 好きなバンドはたくさんある。でも、こうなりたかったな、って思わせたのはストロークスだけだ。 ジャケットに古着のTシャツ。細身のパンツに、ハイカットのコンバース。 今でこそありふれたようなファッションだけど、これを音楽業界で最初にやったのはストロークスだと思っている。 ファッションもそうだし、モノクロがかったヴィジュアルイメージと、埃っぽいサウンド。そして、醒めているようで熱のこもった、ジュリアンの歌。 歌詞の内容はオシャレな映画みたい。夢見がちで、ちょっと情けないようで、でもシリアス。不思議なペルソナが描かれた歌詞を、不思議なペルソナのジュリアンが歌う。 ファーストアルバム「Is this it」が発表された頃、おれはバンドマンだった。でもどっちに行けば良いのかわからなかった。ポップスには行きたくなかったけど、キャッチーなメロディはやりたかった。ヘヴィなロックをやりたかったけど、マッチョは嫌いだった。あれこれ考えて、迷っていた。 ストロークスはシンプルだった。シンプルなドラムスとベース。絡み合う金属的な二本のギター。くぐもった、ジュリアンの歌。その5つの要素で、シンプルなロックンロールをやるだけだった。 羨ましかった。憧れた。こうなりたかったな、って思った。でもその頃には、おれはロックバンドをやる気がなくなっていた。ロックバンドをやっても、おれの欲しいものはたぶん手に入らない、って思った。 ガレージロック・リヴァイバルはたくさんのバンドとたくさんの曲を生んだ。好きな曲もいっぱいある。 でも、The
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