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『現実はいつも対話から生まれる』ケネス・J・ガーゲン/メアリー・ガーゲン著

今回はナラティヴセラピーやオープンダイアローグの流れから、社会構成主義の入門書を読んでみました。前回のブログ↓・・・ですが、正直難しかったです。ガチガチの専門書です。翻訳書です。ブログにしようか迷いましたが、一応読んだ痕跡として記録します。特に心理療法の記述までを抜粋・要約していきます。第1章 「社会構成」というドラマ「私たちが世界を創造している」という基本的な考え方社会構成主義とは、シンプルで直接的な、一つの重要な考えに基づいています。この基本的な考えは、私たちが世界や自分についてずっと教わってきたことすべてをもう一度考え直すことを促します。もし、木々や建物、人間などは、私たちが「同意」しないかぎり、そこには存在しないとしたら、どうでしょうか?1歳のジュリエを散歩に連れて行ってみましょう。彼女の視線は、木々や、建物や車の前を通り過ぎていきます。この違いは私たちの「社会的関係性」に起因しています。さまざまな視点から認識されるさまざまな「あなた」生物学者 → 「哺乳類」 美容師 → 「去年のヘアスタイル」 教師 → 「将来有望」 敬虔なクリスチャン → 「罪人」 両親 → 「驚くほどの成功者」 芸術家 → 「素晴らしいモデル」 心理学者 → 「少し神経症患者」 社会構成主義の基礎的な考えはシンプルなようでいて、非常に奥深くもあります。私たちが「現実だ」と思っていることはすべて「社会的に構成されたもの」です。もっとドラマチックに表現するとしたら、そこにいる人たちが、「そうだ」と「合意」して初めて、それは「リアルになる」のです。 重要なポイントは、人が「何が現実化」を定めるとき、常
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「今日から始まるナラティヴ・セラピー」坂本真佐哉著

以前読みました金田諦應著「傾聴のコツ」でも触れられていておりました「ナラティヴ・セラピー」の入門書を読み直しました。坂本真佐哉著「今日から始まるナラティヴ・セラピー」です。専門書はどうして論文特有の難しい言い回しなどありますが、この本はとても易しい語り口調で書かれております。本当に初めての方でも読めると思います。この本ではナラティヴ・セラピーの基本と周辺知識、さらには実践に向けた練習方法まで網羅されております。ちなみに「ナラティヴ=narrative」は「物語」という意味です。では、ナラティヴ・セラピー(物語療法)とはどんなものなのでしょうか?【さらっと概略】まず、一つの出来事に対して様々な見方ができるということは容易に理解できるかとは思いますが、実際にはどうしても一つの見方に陥ってしまうものですよね。第1章では桃太郎の昔話を例に説明されています。あなたは芥川龍之介の「桃太郎」をご存じでしょうか?ぜひ「今日から始まるナラティヴ・セラピー」か、「芥川龍之介全集 第21巻」を手に取ってみてください。物語は出来事(プロット)が結びつくことで出来上がりますが、先に挙げた二つの「桃太郎」は基本的なプロットは同じ流れなのですが、まったく違う印象を受けるものになっています。セラピストはクライエントから「問題のストーリー」を聴くこととなります。その「問題のストーリー」に、質問などを通して新たなプロットを加え、「クライエントが好むストーリー」へと変えていくことを目標として会話をしていきます。見方を変える一歩目として、問題の外在化があげられます。何か問題が起きた時、私たちは何が原因かを探しがちでは
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