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ミックス③ 「バランス」における2つの視点

レコ―ディングエンジニアのStudio UDです。前回で歌のテイク選びやピッチ補正も完了して全トラックの準備ができました。いよいよミックスに入ります。ミックスとは、複数に分かれたトラックの音を混ぜてステレオ2ミックス(他にもあります)にする作業ですが、実際には単純に音量を決めるだけではなくEQやコンプ、リバーブ等、様々な処理を加えていきます。その判断基準となるのは「バランス」です。「バランス」については、大きく分類すると2つの視点から判断して行きます。①音楽的バランスそれぞれのトラックが曲の中で担っている役割を、音楽的な視点から判断して行きます。しっかり音量を出すべきか微かに聞こえるべきなのか、楽器ごとにバランスを決めていきます。これはオーケストラの指揮者が行っていることに通じるかも知れません。音楽の三要素と言われる「リズム、メロディー、ハーモニー」のバランスを取る作業と言えます。楽器やアレンジによって理想のバランスは様々ですが、例えばポップスの多くは、・ドラム(特にキックとスネア)・ベース・ボーカルこれらは音楽的バランスの面で重要な(存在感のあるべき)トップ3に入るのではないでしょうか。(実際センターに定位させることが多いはずです)「リズム、メロディー、ハーモニー」の中で「ハーモニー」が入っていないと思われるかも知れませんが、ベースとボーカルもハーモニーの一部を担当しています。さらにギターやピアノ、シンセ等のハーモニー(とリズム)を強化するトラックが加わってきます。音数の多いアレンジであっても、上記トップ3以外のトラックが増えていくことがほとんどです。したがって、まずはドラム
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自己紹介と使用機材

初めまして レコーディングエンジニアのStudio UDと申します。 レコード会社にて10年勤務した後に独立、フリーランス11年目になります。 リピーターのお客様やご紹介に支えられて「横の繋がり」のみでこれまでやって参りました。20年の節目に、新しい世代や才能との出会いを求めてココナラでの出品を開始しました。 https://coconala.com/users/4255778このブログではミックスやマスタリングなど仕事の様子をご紹介して行きたいと思います。 ミックスでの使用機材についてDAW : Pro Tools 2023.6Pro Toolsは、ステレオトラックすらないVer5の時代から使い続けて20年以上経ちます。レコーディングエンジニアとして欠かせないツールです。CubaseやStudio Oneも別の用途で使う事がありますが、「オーディオ素材を編集およびミックスする」という点において、Pro Toolsに代わるものはありません。最近はM1のmacでも安定してきました。Plugins : Waves V14(Mercury Bundle,SSL 4000Collection,etc…)ミックスを始めた当時、Wavesは高嶺の花でした。L1やRComp、REQ等を数多くのプロが使用していて憧れのプラグインでしたが、自分で所有するにはとにかく高価でした。セール価格のGold Bundleから少しずつアップグレードを繰り返して、気が付けばMercuryに…!現在はすっかり価格も安くなりビンテージ機材のシミュレート系や飛び道具系も多くなって、当時とはまた違った良さがありますが
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ミックス① 下ごしらえとボーカルのテイク選び

レコーディングエンジニアのStudio UDです。(ココナラを始めた経緯と使用機材についての最初の投稿はこちら↓)初出品アカウントを作成後、まずはミックスとマスタリング関連で3つ出品することにしました。より多くの方々からご依頼を頂くために、料金は普段の半額以下に設定します。(そのためココナラでは別名義「Studio UD」として活動しています) とはいえ、他にも魅力的なサービスが多数出品されている中、ココナラでの実績なしの私の出品は閲覧数がなかなか増えません。しかし、待つこと1週間、 初めてのお客様からお見積り相談が! 初めてのお客様!ミックスとマスタリングについてのご相談です。出品していたサービスは、「歌ってみた」向きのカラオケ音源とボーカルのミックス(いわゆるボーカルミックス)だったのですが、ご依頼の曲はオリジナルで、オケもマルチトラックに分かれているとのこと、やりがいのある嬉しいご相談です。オプション含めた料金や納期などをご提案した後、正式にご購入頂きました!データ受け取りいよいよミックスを始める前に、お客様からミックス素材(パラデータ)を受け取る必要があります。手間のかかるパラデータの書き出しですが、すぐにzipファイルにまとめてGigaFile便で送ってくださいました。早速ダウンロード、ProToolsにインポートしてデータの確認をします。とりあえず全トラックを並べてバランスを取りながら再生してみます。データ問題ありません。曲も歌も良い感じです。いよいよミックスを始めます。ミックス① 各トラックの下ごしらえ受け取ったデータの音を、1トラックずつ再生して確認していきます
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ミックス素材(パラデータ)の書き出しと送り方について

パラデータの書き出しミックスを開始するために、お客様には素材(パラデータ)の準備と送付をして頂く必要があります。 Studio UDでは、16bit~32bitFloat、44.1kHz~192kHzのWAVファイルを基本として受け付けています。WAV以外にもAIFFやSDIIといった形式もOKです。(mp3も受付可能ですが音質的にはかなり不利になります)すべてのトラックを、曲の先頭(同じ開始タイミング)から終了まで書き出してください。仮でかけていたコンプやリバーブなどはオフにしてください。こちらのミックスの可能性が広がります。(コーラスやフランジャー等、音作りのためのエフェクトはもちろん生かしたままで大丈夫です)Cubaseをお使いの方は「iXML チャンクを挿入」オプションのチェックを外して頂けると、こちらのProToolsへの取り込みがスムーズです。各トラックのファイル名については特にこれというルールはありませんが、かつてスタジオ業界ではファイル名やフォルダ(プロジェクト)名に日本語は禁止でした。文字化けその他のリスクを避けるためですが、現在はそのような事はまず起きないので昔のルールになりつつあります。もうひとつ、「曲名+ベース.wav」というように、(親切に?)すべてのファイル名の最初に曲名を付けてくださるお客様もいますが、曲名はファイルではなく、それらをまとめる際のフォルダ名に使って頂けるとわかりやすいです。ステレオかモノか? ほとんどのDAWでは、マルチトラックの書き出しの際に、全てをステレオファイルもしくはスプリットファイル(LRをモノラルファイル2つに分割)にす
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