愛情が不足しているわけじゃない

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コラム
家庭に何かが足りない……。

よく「愛情不足」といいますよね。
でも、それって不足じゃなくて形が違うだけかもしれませんよ。

今ここにあなたの持つ「愛情」という一片のピースがあります。そのピースをはめようとするパズルは、相手の心の中にあります。相手のパズルは様々で、その大きさも元々描かれた絵も、色も硬さも自分とは違います。

自分の持つ「愛情」というピースが、相手の心の中に空いた穴にピッタリはまれば、相手は満たされます。でもちょっとでも形が違うと、そのピースは穴を埋めることはできません。無理やり押し込めばピースは破れ壊れます。だから無理やり押し込んではいけません。

違うピースを探してみる。
それも一案でしょう。

またこんな方法もあります。

一片のピースが、硬紙でなく柔らかな粘土だったらどうでしょう?指で形を整えてパズルのすき間を丁寧に埋めていきます。色や柄はその上で整えていけばいいんです。不器用だけど、粘土にはあなたが悩みぬいた指の跡が残ります。

ピースは不足していません。
愛情は不足していません。
ただ形が違うだけです。
表現する形が違うので伝わらないことが多いのです。

こういうことを思う時って、いつもひとりです。
だからいつも自分の愛情のことばかり考えてしまいます。
「これほど愛情を注いでいるのに」と、自分の愛の量ばかりを測ります。相手の心のパズルに空いた穴の形や大きさを改めて観ようとはしません。

行き違いですね。
でも、完璧な家族なんていません。

家族は、その家に住む人のこと
4人家族であったり、ペットと暮らす一人暮らしであったり。

家庭は、その人たちが暮らす空間のこと
皆が揃う居間があり、小さくても愛でる庭がある。

「家庭に何かが足りない」と思ったら、話をする台所や一緒に眺めるベランダが欲しい。家族が笑いあえる家庭という空間が欲しい。 

まずは形から…。


今までブログに書いてきたものを、「いま伝えたいこと」としてまとめています。読み続けると、違うタイトルの中に同じフレーズが出てくることがあります。それは、私の過去のひとつの点が新しい点とつながって来たためです。その点たちもぜひ探して欲しい。点と点が繋がり一本の線になり、線が三本集まって一片のパズルのピースになる。

いま伝えたいことがあります。
気になったタイトルを見つけて興味のあるものから読み進めていただきたい。気になった言葉にマーカーで色をつけて、そのとき思いついた言葉を書き込んで欲しい。 私が書いた文字と文字の間には、書ききれなかった私の想いが隠れている。その余白は、読者が読者の言葉で埋めて欲しい。そうすることで書かれた文章が自由に歩き出し、読者の世界と繋がる。文章ってそんなものだと思う。

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