『最後は気合いと根性』
一般的に優秀なご家庭は
1番嫌いな言葉かもしれません。
私は意外と好きです。
どんなに素晴らしいことを学んでも、
それを実践する人間のメンタルが弱いと
うまく発揮できないと思います。
最近それをとても痛感します。
『最後は気合いと根性』
これは動かし難い事実だと思います。
中学受験には特に当てはまります。
幼児教育が悪いわけではない。
ここで混同して欲しくないのですが、
早くから塾に行くのが悪いわけではないです。
理解が速い子が早くからやれば、
遅く始めるよりもたくさん勉強できます。
理解が遅い子が早くからやれば、
時間をかけてじっくりと理解できて、
理解が速い子との差を埋められます。
ただ、勉強に時間を取られすぎて、
人間としての土台のトレーニングを
疎かにしてしまっている子が
多くなっている気がしてなりません。
『自分のことは自分でやる。』
『親のお手伝いをする。』
『運動で体力や根性をつける。』
『ピアノで緻密にコツコツ練習する癖をつける。』
『ペットのお世話をする。』
こういったことで我慢を覚えて
ストレス耐性が身につく気がします。
また、『どうやったらうまく行くか』
『どうやったら効率よく早く終わるか』
などを自分で考えるようになります。
非認知能力も育ちますね。
親の負い目から躾が甘くなる。
また、早くから子供に勉強させている
という負い目からなのか、
単純に甘いからなのかわかりませんが、
所謂『しつけ』の部分が甘くなり、
その結果大変な中学受験の勉強に
耐えられるだけの我慢ができなくなってしまっている子が多いです。
これは偏差値の高い子にも低い子にも
両方とも当てはまります。
偏差値の高い子はできない問題が少ないのであまり目立ちませんが、できない問題が出てきた時にやはり自己中に動き、なかなか身につきません。
偏差値の低い子はできない問題がたくさんあるので、毎日のように嫌な問題にぶち当たり逃げまくります。
親に対して感謝の気持ちがない。
最近特に感じることがあります。
塾に通っていて成績が上がらない子は、
全員親に対して感謝の気持ちがないです。
特にお母さんに対しては
対等か自分よりも下たど思っています。
お父さんに対しては
怒られるのが怖いので大人しくしますが、
基本的には同じ態度です。
成績の良い子は荒れていなません。
親に何かを言われても、
自分に非がある時はぐっと堪えています。
昔は多少理不尽と思えることがあっても、
親には口ごたえしないのが
普通だったと思います。
そういった小さな我慢を毎日して、
ストレス耐性を身につけた気がします。
このような我慢が勉強にも役に立っていた気がします。
最近は親の方が我慢している。
最近は子供のためにと思って親の方が我慢していて、
裸の王様のような子供が増えてしまった気がします。
『特性が強いから至れり尽くせり手をかけて育てた』
『一人っ子なので手をかけて育てた』
『待望の子だったので手をかけて育てた』
『共働きで寂しい思いをさせているので、甘やかしてしまった』
『仕事で疲れていて怒る元気がなかった』
などいろいろな理由があると思います。
ご両親は子供のために必死に働いてらっしゃるので、その大変さを子供に理解させてもっと感謝させてもいい気がします。
それによって親への敬意の気持ちが表れ、
精神的な成長につながると思います。
ただ、ご両親自身もわがままに育っている場合もあり、他人に感謝しない方も多いです。ご自分では普通に躾をしてきたつもりが、自分を基準にして育ててきたために結果的に緩くなり、中学受験になった時にそれが露呈してしまい、本当にお困りになっているご家庭もあります。
勉強以前の土台が大事。
ボリュームゾーンにいる子たちに
能力差はほとんどありません。
『素直さ』と『義務感』の違いで
吸収するスピードがかなり違います。
この『素直さと義務感』は
日常生活の中の小さな我慢の積み重ねで
知らず知らずのうちに身につくと思います。
勉強ばかりに目が奪われがちですが、
中受こそ『精神論』が大切な気がします。
合理的効率的な勉強ばかりではなく、
メンタルを鍛えるような苦しい勉強も
時には必要だと思います。
親の話を素直に聞けない子が、
塾の先生の話を素直に聞くはずがないです。
『うちの子は何で勉強しないんですか?』
と質問してくるご両親がいますが、
『日常生活を見ていたらわかるでしょ。辛い勉強だけ我慢してやるわけないでしょ(勉強を楽しいと思っているならまだしも)』と心の中で思ってしまいます😅
もちろん口には出しませんが、
本番に向けて少しでも改善できるように
ご両親と一緒に今日も頑張ります!