WEBサイトの歴史 Vol.02|WindowsとMacの50年

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コラム

ブラウザの下で、もう一つの50年がはじまっていた

ども。More Greenです。

「WEBサイトの歴史」3部作の Vol.02 へようこそ。
前回のVol.01では、WEBサイトの歴史60年を一気に振り返りました。

今回は、その「ブラウザの下」で起きていた、もうひとつの戦いの話です。
そう、OS(オペレーティング・システム) ── WindowsとMacの50年。これがWEB体験を、知らないうちに大きく変えてきたのです。


WEBはOSの上で動いている

WEBブラウザは、OSの上で動いています。
だからOSが変われば、WEB体験も変わる。

「Windowsしかなかった時代」と「iPhoneが登場した時代」では、WEBの作り方も使い方も、まるで違うものになりました。

ブラウザだけ見ていると、半分しか見えていないんです。



なぜOSがWEBを動かしているのか

OSは、いわば机の上の「机そのもの」です。
その上にブラウザという道具を置き、Wordという道具を置き、メールという道具を置く。机のサイズや形が変わると、置ける道具も使い方も変わります。

・スマホ用OS(iOS / Android)が登場
→ WEBはタッチ操作前提に

・WindowsがGUI(マウスで操作する画面)を導入
→ WEBは「マウスで使うもの」に

・ChromeOS(※)のように「ブラウザがOSになる」流れも

つまり、OSの設計思想こそが、いまのWEBの形を決めてきたのです。

(※)ChromeOS(クロームオーエス)は、Googleが開発した軽量でセキュアなオペレーティングシステム(OS)です。Webブラウザ「Google Chrome」を中心に設計されており、クラウドベースの作業に特化しているため起動が速く、主に「Chromebook」などのノートパソコンに搭載されています。出典リンク:AI概要より

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WindowsとMacの50年史 ─ 完全年表

第1期:ガレージから世界へ(1975〜1984)
1975 Microsoft創業 ビル・ゲイツとポール・アレンが「アルテア用BASIC」で起業
1976 Apple Computer創業 スティーブ・ジョブズとウォズニアックがガレージから
1977 Apple II発売 個人がコンピュータを「持つ」時代の始まり
1981 IBM-PC + MS-DOS IBMが個人向けPCを発売、OSにマイクロソフトを採用
1984 初代Macintosh マウスとアイコンを"普通の人"に開放
ジョブズが提唱した「コンピュータは自転車のような道具」というビジョンが、ここで形になります。

第2期:GUI戦争とブラウザ革命(1985〜1999)
年 出来事 ポイント
1985 Windows 1.0 MacのGUIを追う形で登場
1990 Windows 3.0 大ヒット、マイクロソフトの覇権確立
1995 Windows 95 "スタートボタン"と"Internet"アイコン。WEB時代の幕開け
1996 AppleがNeXT買収 ジョブズが古巣に戻る伏線
1997 ジョブズAppleに復帰 倒産寸前のAppleを救う伝説の復帰劇
1997 MicrosoftがAppleに出資 "敵"だったはずが救世主に。$1.5億ドル
1998 iMac発売 半透明ボディの衝撃。Appleブランド復活
1999 Windows 98 + IE5 ブラウザ戦争でNetscape陥落

⭐ ハイライト: 1997年の「マイクロソフトがAppleを救った」事件。ジョブズの基調講演にゲイツが大画面で登場した瞬間、会場はブーイングと拍手が入り混じりました。ライバル同士が共存しないとPC市場が終わる──そんな緊張感の時代でした。
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第3期:安定期からモバイル革命へ(2000〜2009)
2001 Windows XP 史上最長寿OS、13年間使われ続ける
2001 macOS X(現macOS) NeXTSTEP由来のUnixベース。安定と美しさを両立
2001 iPod発売 「ポケットの中の1000曲」
2003 iTunes Music Store デジタル販売の革命
2007 iPhone発売 WEBにとっての最大の事件
2008 App Store / Android登場 アプリ経済とモバイルOS戦争
2009 Windows 7 XP後の傑作、Vistaの失敗を取り戻す

⭐ ハイライト: 2007年のiPhone発表会で、ジョブズが「これは電話、iPod、そしてインターネット通信機器の3つを1つにしたものです」と語りました。WEBがポケットに入った瞬間です。

第4期:クラウドとブラウザOSの時代(2010〜2019)
2010 iPad発売 タブレットというカテゴリ誕生
2011 ChromeOS発表 「ブラウザがOSになる」発想
2012 Windows 8 タブレット対応に振り切るも市場混乱
2015 Windows 10 "最後のWindows"を標榜、サブスク型へ
2015 macOS / iOSの連携強化 Handoff・AirDrop・Continuity
2016 Surface Pro 4 / iPad Pro PCとタブレットの境界が溶ける

ChromeOSの登場で、「OSはブラウザだけでいい」という発想が現実になりました。WEBアプリ(Gmail、Notion、Figma…)が、ローカルアプリと同じくらい強力に。

第5期:シリコンの時代へ(2020〜現在)
年 出来事 ポイント
2020 Apple Silicon M1チップ Intel依存からの脱却、爆速・省電力
2021 Windows 11 "最後"のはずが復活
2022 ChatGPT統合の流れ OSにAIが組み込まれ始める
2023 macOS Sonoma / Windows Copilot AIアシスタント標準化
2024 Apple Intelligence / Copilot+ OSとAIの一体化加速
2025〜 AIネイティブOS時代 コンピュータとの会話が当たり前に
⚠️ 2024年以降は「進行中の歴史」です。



4つの転換点が、WEBを変えた

1984年 Mac登場 ── GUI(マウス)が普通の人のものに → WEBも「絵で見るもの」に
1995年 Windows 95 ── 一般家庭にネット接続が広がる → WEBがマスに
2007年 iPhone ── WEBがポケットへ → レスポンシブ・スマホ最適化が必須に
2011年 ChromeOS ── ブラウザがOSへ → WEBアプリ全盛の現在

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OS史を知ると、WEBの選択に重みが増す

たった50年で、コンピュータは「研究室の機械」から「ポケットの相棒」に変わりました。

その背後では、ガレージで起業した若者2人(ジョブズ&ウォズニアック)と、もう一人の若者(ビル・ゲイツ)が、それぞれ違うビジョンを掲げて戦ってきました。
そして今、WEBサイトを作ろうとしているあなたは、その蓄積の上に立っているわけです。

・レスポンシブデザインが当たり前なのは、iPhoneがあったから
・ノーコードツールが使えるのは、ブラウザOSの発想があったから
・AIがコードを書けるのは、OSとAIが融合し始めたから

全部つながっている──そう知ると、WEBサイトづくりは、もっと深いところから楽しめます。

ではまた。


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