今年も終わりに近づき、振り返る時間ができました。
今回は、私自身の体験をありのままに書こうと思います。
内容は個人的ですが、今うつで苦しんでいる方が読んでも安心できるよう、細心の注意を払っています。
■ きっかけは起業の失敗
私がうつ状態に入ったきっかけは、21年間続けていた仕事をやめ、
起業に挑戦したことでした。
期待に胸を膨らませて進めたものの、結果はうまくいかず、失敗しました。
「自分はもう何もできないのではないか」
「この先どうやって生きていけばいいのか」
そんな思いが連日頭を占め、気持ちは沈み、体も動かなくなっていきました。
■ 動けない日々
最もつらかった時期は、ほとんど寝たきりに近い状態でした。
・脳がぼーっとして思考がまとまらない
・記憶力も低下
・活舌も悪く、ぼんやりした話し方
・歩き方もぎこちなく、体が思うように動かない
・手が震えて字が思うように書けない。マウスも操作できない
誰から見ても、精神的にも体調面でもおかしい状態でした。貯金は底をついてくる。それも鬱を一層ひどくしました。
この頃は、YouTubeを見る以外にできることがほとんどなく、体も精神も疲れ切っていました。
私は糖尿病も患っており、内科の医師に、手が震えるなどの身体的不調を訴えましたが、検査結果は異状なし。
手の震えや、歩行困難で、パーキンソン病ではないかと言われました。
■ 就職の困難とB型作業所での生活
鬱がひどく、体調が安定しないままなので、社会復帰は簡単ではありませんでした。
・B型作業所に2年間通い、少しずつ社会との接点を持つ
・放課後等デイサービスに就職するも、試用期間で首になってばかり
・正社員で入ったデイサービスも9か月で解雇
その間も、やる気が起きず、睡眠不足(強い睡眠薬を飲んでも朝まで眠れず、日中に睡魔が襲う)、体もついてこないこともあり、失敗や挫折を繰り返してばかり。そのたびに落ち込みが強くなりました。
■ 回復はゆっくり、少しずつ
そんな中、ついにパーキンソン病の検査を受けました。検査の結果、パーキンソン病ではありませんでした。
パーキンソン病の専門医いわく、「うつ病の薬の副作用で、こうなってる可能性がある」とのこと、早速、精神科医にそれを告げました。
幸い、精神科では主治医が変わったばかりで、パーキンソン病の専門医の意見をすんなりと受け入れてくれることができました。
前の医師の処方が4~5年。前の医師にだったら、言い出しづらいところだったのですが、医師のチェンジも功を奏しました。
だって、前の医師は話をよく聴いてくれ、親身になってくれる大好きな医師だったからです。
さて、
新しい医師は、前の医師の処方を見直し、すべての薬を変更してくれました。
薬を変えたことで、少しずつですが脳や体の働きが戻ってきました。
薬の副作用だった手の震えや歩行困難、活舌の悪さは消えていきました。
2か月ぐらいして、「今日は昨日より少し楽かもしれない」と思える日が、ぽつぽつ出てくる程度でした。
睡眠薬もやめました。どうせ眠れないのだから、昼間の眠気をどうにかしたいという要望を、精神科医は聞き入れてくれました。
すると、逆に眠れる時間が増えてきました。医師によると、そういう患者も珍しくないとのこと。頭が少し働く時間も少しずつ増えました。
回復は一直線ではなく、できる日もあれば、できない日もある。体の疲れや気分の落ち込みが出ることもある。そんな波の繰り返しでした。
■ 12月、少しずつ行動できた日々
今年12月に入り、少しずつですが行動できる時間が増えました。睡眠も安定してきました。
・会社への出勤(また、試用期間で働く)
・ココナラへの出品作業
・「こころの相談室イマコン」のホームページ立ち上げ
・失敗続きで、鬱の原因の一つでもあった「結婚相談所」。そのホームページ改定
そんなことをやることができるようになってきました。
正直、余裕があったわけではありません。疲れやすく、横になりながらの作業も多かったです。それでも、「過去の寝たきり状態からここまで戻れた」という感覚は、確かに存在しました。
■ 体の症状が現れ、気持ちの沈みはある
薬を変えて、快方に向かっていましたが、次に襲ってきたのは身体症状でした。胸や背中の激しい痛み、強い動悸。これらが一日中続くのです。
薬を変えたおかげで、3か月ほどで、手の震えや、歩行困難・起立困難・活舌の悪さは徐々に消えていきました。
そうして3か月後。
最近は、体の痛みや動悸がほとんど出ない日が増えました。ただ、気分の沈みや億劫さが出ることがまだあります。
調子の良い日も悪い日もある。それでいいのだと思っています。
■ 今、うつで苦しむ方へ
もし今、
・何もできない
・体が動かない
・退屈や孤独を感じる
そんな状態にあるなら、どうか自分を責めないでください。
私も、長い間、動けず何もできない日がありました。でも、回復には必ず波があり、少しずつでも前に進むことができます。
パーキンソン病の誤診や、医師のチェンジ、薬の見直しというきっかけもありました。
何が功を奏するかわかりません。
・少し眠れる
・少し体が楽
・少し頭が働く
それだけでも、回復の一歩です。
焦らず、自分のペースで、少しずつ前に進んでほしいと思います。
どこかに、良くなるきっかけはあるように感じます。また、信じています。
私もまだ闘病中ですが、できることが増えてきました。
今、鬱の方も、きっとそのような日が訪れると思います。
このブログを読んでくださってありがとうございました。
来年も、自分のペースで、必要な方に届く言葉を書いていきたいと思います。
誰かのお役に立てば幸いです。