残在庫がすぐ出ないのは、在庫がないからではなく情報が散っているからです
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コラム
在庫の確認が重い業務では、
「在庫が分からない」
ことそのものより、
「必要な情報はあるのに、すぐ見える形になっていない」
ことが負担になっている場合があります。
購入した記録はある。
消費した記録もある。
在庫データも存在している。
それでも、
今どこに何が残っているのか、
どこでどれだけ消費されたのか、
すぐには分からないことがあります。
それは、データが足りないからではなく、
情報が散っているからです。
今回見直した業務でも、
必要な情報がまったく無いわけではありませんでした。
一括購入した商品の情報がある。
各取引先や拠点の在庫情報がある。
実際に使われた消費の情報もある。
ただ、それぞれが別の形で存在していて、
毎月それらを人がつなぎ直さないと、
見たい形になりませんでした。
どの商品が、どこで消費されたのか。
どこに、いくつ残っているのか。
今月どの拠点で動いたのか。
こうしたことを確認するたびに、
複数のファイルを行き来する必要がありました。
これが一度や二度ならまだよいのですが、
毎月続くとかなり重くなります。
特に、在庫の確認は
「数字が合っているか」
だけでは終わりません。
購入の情報と合っているか。
消費の情報とつながっているか。
拠点ごとの動きに違和感がないか。
残っている場所が把握できるか。
こうした確認が必要になるため、
情報が散ったままだと、
確認するたびに人が探しに行く形になります。
これは、担当者にとってかなり負担です。
在庫が見えにくい業務というのは、
在庫が不足しているから苦しいのではなく、
判断できる形にまとまっていないから苦しいことがあります。
言い換えると、
問題は「データがあるかどうか」ではなく、
「見たい形に戻せるかどうか」にあります。
この状態では、
確認が必要になるたびに手が止まります。
毎回同じような見直しが発生します。
結果として、時間だけでなく集中力も奪われます。
在庫、購入、消費。
どれも別々には存在しているのに、
まとまって見えないだけで、業務はかなり重くなります。
だからこそ、
在庫管理を見直すときは、
まずデータを増やすことよりも、
すでにある情報を、どうつなげて見える形にするかを考えた方がよい場合があります。
残在庫がすぐ出ないのは、
在庫がないからではなく、
情報が散っているからかもしれません。
在庫・購入・消費の情報があるのに見たい形にならない業務は、
データ不足ではなく、散らばった情報の整理で軽くなることがあります。
複数ファイルの見える化でお困りの方は、
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