春が始まる、ほんの少し前。
空気の奥に、かすかな変化を感じる頃🕯️
日本では「節分」。
ケルトの世界では「インボルク(女神ブリジットの祝日)」。
文化も神話もまったく違うのに、この時期、世界のあちこちで人は同じようなことをしてきました。
それは、「次の季節へ進む前に、整えること」。
✔️境目にある、やさしい時間
節分もインボルクも、どちらも「始まりそのもの」ではありません。
・節分は、立春の前日
・インボルクは、春が“始まる前”の祝日
共通しているのは、もう切り替わる。
でも、まだ完全には始まっていない。
という、とても繊細な時間に位置している事。
この「間(あわい)」の時間を、人は昔から大切にしてきたのだと思います☺️
✔️祓いと、再点火
やっていることは少し違います。
節分では、「鬼は外」と声に出して、不要なものを外へと送り出しますよね🤲
それは、【一年の間に溜まった疲れ】・【もう手放していい感情】・【役目を終えた物】たちをデトックスする為の儀式。
一方、インボルクでは、【女神ブリジットの火】が灯されます。
それは外に向かう火ではなく、内側に残っている、小さな火。
まだ形になっていない願い。
消えたと思っていた希望。
冬の間、静かに守られてきたもの。
インボルクは、それを思い出させてくれる日です😌
✔️【女神ブリジットの火】とは?
① 物理的に“火”を灯す
まず大前提として、インボルクでは実際に火を灯す文化があります。
伝統的には、
•ろうそく
•暖炉の火
•ランプ
•今ならキャンドルや間接照明
これらを「冬の終わりを越える火」として灯す。
ポイントは、照明として点けるのではなく、「季節の境目の火」として意識して点けること。
火そのものが、
・生命
・再生
・内なる力
の象徴になります。
⸻
② 「外を照らす火」ではなく「内を思い出す火」
ブリジットの火は、バチバチ燃える“戦いの火”ではなく、
•消えそうで消えなかった火
•冬のあいだ守られていた火
•まだ小さいけど、確かにある火
なので、インボルクでは「大きなことを始める」・「何かを決断する」よりも、内省が大事にされています✨
⸻
③ 行為としての「炎」:家・心・暮らしを整える
昔の家では、インボルク前後に、
•かまどを掃除する
•灰を整える
•家の火を新しくする
ということをしていました。
これが現代だと、
•お風呂にゆっくり入る
•部屋を軽く整える
•キッチンや玄関を拭く
•ノートに「これから育てたいこと」を一行書く
【火=生活の中心】だったので、暮らしを整える行為そのものが「炎を迎える」ことといえますね☺️
⸻
④ 意識の層:ブリジットの炎=才能と再点火
ブリジットの炎は、
•創造性
•言葉
•癒し
•技能
•詩・手仕事・鍛冶
と結びついています。
「炎が灯る」とは、【もう使ってないと思ってた力】・【眠ってた感覚】が、「まだあるよ」と返ってくること。
「あ、これ好きだったな」・「また触れてもいいかも」くらいの、やさしい再点火。
✔️外と内。だけど、同じ祈り
こうして見ると、とてもきれいな対比があります。
•節分:外に向かって祓う
•インボルク:内に向かって灯す
節分は「外側の浄化」、インボルクは「内側の点火」
方向は違うけれど、目指している場所は同じ。
次の季節へ進むための、調整と準備。
⸻
✔️世界は違っても、感じていることは同じ
日本とケルト。
距離も、歴史も、神話も違う。
それなのに、同じ時期に「境目」「再生」「火」を扱っている。
それは人間の感性が自然のリズムを感じ取ってきた証なのだと思います☺️
季節が変わる前に、一度立ち止まって、整える。
もし今、なんとなく落ち着かない人がいたら。
何かを始めなきゃと焦っている人がいたら。
今日〜明日は、無理に動かなくて大丈夫!
節分とインボルクは、「整える日」。
要らないものを手放して、残っている火を、そっと確かめる。
それだけで、もう十分です。
春は、必ず訪れます💐