忙しい日々の中で、ストレスを感じていない人はいないと思います。
ただ、そのストレスを溜め込んだままにしてしまうと、やがて心も体も疲れ切ってしまいます。
だからこそ大切なのは、「気づいたときに、自分をケアできる方法」をひとつでも持っていること。
今回、おすすめしたいのが「ただ歩く」ことです。
これは、何かの目的地に向かって歩くことではありません。
ただ、自分の足で、目的もなく、スマートフォンもイヤホンも使わずに、外の空気の中を歩く。
それだけです。
たとえば昼休みに、職場の周りを10分だけでも歩いてみる。
もしくは仕事帰りに1駅手前で降りて、静かな道を少しだけ歩いてみる。
意識的にこの時間を作るだけで、驚くほど気持ちが整っていくのを感じられるはずです。
歩くという行為は、単に体を動かすだけではありません。
私たちの脳は、一定のリズムで体を動かすことで、自然と思考のスピードが落ち着き、過剰な情報処理から離れやすくなるといわれています。
特にストレスを感じているときは、頭の中で同じ考えがぐるぐると巡ってしまいがちですが、歩くことでその「思考の渦」から一度抜け出すことができます。
また、歩いている間は自然と呼吸も深くなりやすくなります。
呼吸が整えば、自律神経も整い、心身のバランスが少しずつ戻ってくるのです。
この「歩く時間」は、ただの移動ではなく、「自分をリセットするための儀式」として使うことができます。
日々の中にほんの10分でもいいので、こうした時間を組み込んでみてください。
忙しいときほど、歩く時間は贅沢で貴重です。
でもその10分が、1日の中で最も「心に優しい時間」になることも、きっとあります。