「面接では良い人だったのに、入社したら全然違いました」と言われた社長の話

「面接では良い人だったのに、入社したら全然違いました」と言われた社長の話

記事
ビジネス・マーケティング
面接をしても、何を見て合否を決めればいいのか分からない。そんな相談をよく受けます。

「話し方が良かったから採用したのに、実際は指示を全然聞かない」「面接では意欲的だったのに、3ヶ月で辞めた」。こういうケースの多くは、面接官が"見るべきところ"を見ずに、"印象が良いところ"だけを見てしまっているんです。

なぜ面接の印象と入社後のギャップが生まれるのか

面接って、応募者にとっては一番緊張して、一番"良く見せよう"とする場です。つまり面接での姿は、その人の等身大ではなく、ある意味"演出された姿"なんですね。

面接官がそこだけを見て判断すると、

- 話がうまい人=仕事ができる人、と誤解する
- 愛想が良い人=協調性がある人、と誤解する
- 自信満々な人=スキルがある人、と誤解する

という判断ミスが起きやすくなります。私も採用担当を始めた頃、話が上手な応募者を高く評価しすぎて、入社後にギャップが出た経験があります。

面接で本当に見るべき3つのポイント

1. 質問への「答え方」より「考え方」を見る
   結論だけでなく、なぜそう考えたのかの過程を聞く。ここに人柄や思考のクセが出ます。

2. 過去の「困った場面」への対応を具体的に聞く
   「うまくいった話」より「うまくいかなかった時どうしたか」の方が、実際の行動パターンが分かります。

3. 入社後の"普段の姿"を想像できる質問をする
   「忙しい時どう優先順位をつけますか?」など、日常業務に近い質問にする。

4. 一つの質問に対する"間"や"表情の変化"も見る
   優等生的な回答が続く人ほど、想定外の質問への反応を見ると本音が見えやすいです。

5. 自社の価値観と合うかを、抽象的な言葉で終わらせず具体例で確認する
   「頑張ります」で終わらせず、「頑張るってどういう行動を指しますか?」まで聞く。

「面接では覇気があったのに、指示が通らない人だった」というケース

これまで担当した企業で、面接では意欲的で声も大きく、社長も「これは良い人材だ」と即決した応募者がいました。ところが入社後、指示された作業をアレンジしすぎてしまい、チームで浮いてしまったんです。

後から振り返ると、面接では「自分のやり方で結果を出してきた」という話ばかりで、「指示を受けてどう動いたか」という質問がまったくされていませんでした。声の大きさや自信の見せ方に、判断が引っ張られてしまっていたんですね。

その後、この会社では「困った場面での対応」を必ず聞く質問を面接に加えました。すると、面接後の評価と入社後の実際の働きぶりのズレがかなり減ったそうです。

面接は、応募者を"評価する場"であると同時に、"入社後の姿を想像する場"でもあります。話し方や印象の良さに引っ張られていないか、一度自社の面接の質問項目を見直してみるのもおすすめです。

面接での質問設計に悩んだら、求人票の内容と合わせて一緒に整理することもできます。「自社の場合はどうだろう?」と思ったら、お気軽にメッセージください。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す