大人になった今の方が楽しいと言える人間になりたい

記事
ライフスタイル
あなたは子供の頃(若い頃)と大人になった後、どちらが楽しいですか?
青春時代を振り返って「あの頃は良かった」と思い出に浸るのは人間特有の所作だと思います。
思い出はいつもきれいだけど、それだけじゃお腹が空くものです。
過去を美化されたキラキラしたものとして残す人間の脳はすごいですね。
その時はあんなに辛かった過去も「今ではいい思い出」と振り返ることができるなんて、Google Pixelもびっくりの加工っぷりです。

過去、とりわけ中学、高校、大学時代の思い出はそこに浸っていたいほど美しい青写真として胸にしまっている人も多いと思います。
その時と今を比較して、大人になってしまうことのつまらなさを実感してしまうこともあるかもしれません。

ただ、大人になってからの人生の方がずっと長いのも人生。
過ぎ去ってしまった時間に戻ることはできません。
それならば「大人になってからの方が100倍楽しい」と思うことの方が建設的じゃないですか。
私自身も、そのように思っています。
好きなものが手に入り、好きなところに行って、車も運転できれば、お酒も飲める。自由度が比較になりません。

これもすべて心の持ち様なのです。
最近、中国の古典哲学書、「菜根譚」を読んでいます。
その中に「日々、心に楽しみを」と言うことが書かれています。
「暴風雨の時には非情の鳥でさえ、憂え悲しんでいる姿は、いかにも哀れに見える。しかし天気が晴朗にして吹く風が穏やかな時には、無心な草木までが、いかにも喜び楽しんでいるようである。これによって見ると、天地は1日たりとも温和な気風がなくてはならない。これと同じく、人心にも喜び楽しむ気持がなければならない。世の中は心の持ちよう一つで、常に心を晴れやかにもち、愉快に楽しくこの世を送ることが肝要である。」(座右版菜根譚 著:久須本文雄)
大人になってしまったこと、今就いている仕事、家庭、その他諸々。
あなたが幼いときに思い描いていた理想とは違うかもしれません。
でも、あなたの心持ち一つで晴れやかに捉えることだってできます。

その状況を変えたいと思うならそのためのステップは私のブログにたくさん書いてきたのでどれかを参考にしてもらえると嬉しいです。

青春真っ只中の学生たちは自分が青春のど真ん中いることに気づいていません。
だから美しいのです。「今この瞬間」にいるからです。
過去でも未来でもない「今」を全力で楽しんでいるから、後から思い出すことができるのです。

あなたの心に浮かんでくる数々の思い出はその時「今」を感じていたあなたの断片です。
不安や後悔に囚われた時間は「今」にいないので後から思い出すことができません。
ここから先、さらに未来のあなたが振り返った時、思い出せる出来事はいくつあるでしょうか?
大人になってしまってグッと減ったのではないでしょうか?

少なくとも私はそうでした。
気づいたら先のことを考えて勝手に心配したりしていました。
でも、「今この瞬間」の概念を取り入れてからはなるべく今に集中し、自分の中にかけがえのない思い出を刻むことを決めました。

今日から始めてみませんか?
心の持ち様を変えてみるのです。
今にフォーカスして、楽しいことも辛いこともそのまましっかりと心に刻み込む。
私はもっと年齢を重ねていっても「今が一番楽しい」といえるような人間であり続けたいと思います。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す