人はなぜ「嫌な人」の事ばかり考えてしまうのか
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コラム
「もう考えないようにしよう」と思っているのに
なぜか 嫌な人の事ばかり思い出してしまう。
・職場で感じた違和感
・誰かに言われた一言
・納得できなかった出来事
気にしないようにしているのに、
気づくとまた頭の中に浮かんでいる。
そんな経験はありませんか?
「自分は執着しているのかな」
「気にしすぎなのかな」
そう思ってしまう人も多いのですが、
実はこれには 人間の脳の仕組み が関係しています。
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これは心理学で言われる
ネガティビティバイアス というものです。
☘️人の脳は「嫌なこと」を強く覚える☘️
ネガティビティバイアスとは、
人はポジティブな出来事よりも、ネガティブな出来事を強く記憶する
という心理です。
例えば、一日を振り返った時
・褒められたこと
・普通に過ごした時間
・楽しかった瞬間
こうした事があっても、
「たった一つの嫌な出来事」があると
そちらの方が
強く頭に残る事があります。
これは性格ではなく、
人間の脳が元々持っている性質 です。
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なぜ脳は嫌なことを覚えるのでしょうか⚡️
これは生き残るための仕組みと言われています。
昔の人間は
・危険な場所
・攻撃してくる相手
・不快な出来事
こうしたものを覚えておかないと
命に関わることがありました。
そのため脳は
「嫌なこと=危険の可能性」
として、強く記憶するようにできています。
つまり、
嫌な出来事を考えてしまうのは
弱いからでも、執着しているからでもありません。
むしろ、脳が正常に働いている証拠 でもあります。
☘️これは、人間関係でも同じ事が起こります。
例えば
・理不尽な態度を取られた
・嫌味を言われた
・理解してもらえなかった
こうした経験は、強い感情と結びつきます。
すると脳は「この人は危険かもしれない」
と判断し、
繰り返し思い出そうとします。
つまり
嫌な人の事を考えてしまうのは
その人に執着しているからとは限りません。
むしろ
「自分を守るために情報を整理しようとしている」
という側面もあります。
⚡️ただ、この状態が続くと、心はとても疲れてしまいます。
嫌な人の事を考えるたびに
・怒り
・モヤモヤ
・不安
こうした感情が、何度も呼び起こされるからです。
その結果、
「もう考えたくないのに」
という状態になってしまうこともあります。
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☘️少し楽になる考え方として☘️
もし嫌な人の事が頭から離れない時は
「また考えてしまった」
と自分を責める必要はありません。
それは、脳の仕組みとして自然な反応だからです。
大切なのは
「人の心は安心すると少しずつ落ち着く」ということです。
心を安心させる方法は色々ありますが
話して整理したり気持ちを言葉にしたりすることで
頭の中でぐるぐるしていた思考が
少しずつ静かになっていく事もあります。
もし人間関係のモヤモヤや
気持ちの整理が難しい時は、
一人で抱え込まず
少し言葉にしてみるのも一つの方法かもしれません。