~自分の変化に気づいた“再読体験”~
だいぶ前に買って読んだけど、内容をほぼ忘れてしまった本。
本棚の肥やしになったままの本。
そんな本たちを、みなさんもありませんか?
私はある日ふと、その存在に気づいてまた手に取ってみたんです。
たとえば──
①『まず、ちゃんと聴く』
②『聞く力こそが最強の武器である』
どちらも数年前に買って読み、付箋やアンダーラインがあるものの、
内容はというと…あまり覚えていませんでした(汗)
でも改めて読み直してみると、当時、心理カウンセラーを目指していた
私にとって、まさに『聴く』は必須スキル。
そう思って夢中で読んでいた記憶が、蘇ってきました。
「そうそう、そうだったなぁ…」という具合に。
③『最高の結果を引き出す質問力』
この本も『傾聴』を学びはじめた自分にとって、必要なスキルと思って
自然と手に取り読んでいた本です。
自分の中で少しずつ、『聴く』が成長していく感覚。
そして、相手が心に感じているけど、「どう言葉にしたらよいか?」
そんな気持ちを引き出せていけたらいいなと、だんだんと思うように
なってきてたんですよね。
「これも、そうだったなぁ…」と思いだしました。
④『ここ一番、決断ができる人、できない人』
これは20年以上前に買ったきり、一度も読んでいなかった本です(^_^;)
「じゃあなんで買ったの?!」
と、本棚で眠っていいたこの本を手に取ったときに、
自分でツッコミを入れちゃったほどです(笑)
実は…、
33年勤めたブラック企業の生活に振りまわされて疲れきっていたとき、
この会社に残るべきか? 新たな道を探した方がいいのか?
真剣に悩んでる時期が、過去にもあったんです。
そして買ったはいいものの、読む間もないくらいメンタル的に
やられていたんですよね……
「会社の選択を間違えたんじゃないか?」
「これからの人生どうする?」
と、まさに決断をしなきゃいけないタイミングだったのですが・・・
でも今こうして、
早期退職して心理カウンセラーとなった自分と向き合ったとき、
眠っていたこの本に自然と手が伸びました。
読むうちに、会社員時代の記憶・経験とも重なり、
「この気づき、相談者様のお役に立てる」と感じてる自分がいました。
⑤『その上司、大迷惑です』
これは、30代後半のころに読んだものです。
この本には何パターンもの”困った上司たち”が登場します。
その特徴と攻略法に、首がもげるほどうなづいてたのですが、
未熟だった自分にはどうしても……
書いてある「攻略法」を参考にした行動ができなかったんです……
職場を変えることも、自分の生き方を変えることもできずに、
ただただモヤモヤしていたのを思いだします。
ほんと未熟だったんだと思います。
でも、改めて読み返してみると、あのリアルで体験した”パワハラ上司たち”との闘いと、
この本に登場する”困った上司たち”がほぼ一致し、自分の実体験と重ね併せることができる。
いままさに「職場で困ってる人に、自分を守るヒントを伝えたい」
そう思えるようになっていました。
◇「本が変わった」のじゃなく、「自分が変わった」
同じ本でも、読む時期によって響き方はまったく違いますね。
読んでいた当時の記憶が蘇ったり、そのころ気づかなかったことが、
スッと入ってきたり。
読めなかった本が、読めるようになったり。
それは、自分自身の成長を映す“鏡”のようなものかもしれません。
そして私は今、
本を読むだけでなく、誰かに伝える視点で読んでいる。
それが、かつてと大きく変わった点だと思います。
もし、むかし買った本が本棚に眠っていたら。
そっと手に取ってみてください。
もしかしたら、
今の自分にぴったりの言葉が、そこに待っているかもしれません。