なりたい自分になれるのか?

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 人は皆、なりたい自分になろうとしたり、理想の自分を追い求めて努力したり、試行錯誤したりして、もがきながらも生きています。
 そして、果たしてなりたい自分になれた人、理想の自分になれた人はどのくらいいるのでしょうか?
 例えば、オリンピックで金メダルを取りたいと思ったとき、それを実現できた人は、全世界の中で、果たしてどれだけいるでしょうか?
 それは本当に、ほんの一握りの幸運な人なのではないかと思います。
 その夢を実現できた人は、本当に素晴らしいことですし、周囲からは絶賛され大きな拍手を送られることと思います。


 しかし、「金メダルを取る」ということを実現できた人は、その時の心身のコンディションや、運、実力、もともと持って生まれた資質や才能など、様々な要素が全てマッチングして、金メダルを取れたのではないかと思います。

 運や持って生まれた資質や才能などを考えると、それに恵まれるか恵まれないかによっても変わってくることでしょう。
 そう考えると、持って生まれた才能や資質、運などは、恵まれた人でなければ「金メダル」は取れないとしたら、ある意味恵まれている人なら必然になるので、捉え方によっては「金メダルは取れて当たり前」であることになります。

 金メダルを取れるような資質、才能、運などに恵まれることはない場合の人たちの方が圧倒的に多いわけです。
 ですから、いくら努力しても「金メダリスト」になれるわけでもなく、ましてや「なりたい自分になる」「理想の自分になる」という自体、かなり難しい今生の人生になることの方が多いかもしれません。
 それでは、なりたい自分になれない人生はダメなのか、努力不足なのかというと、そうではないと思うのです。
 インド占星術的には、もう既に人生は決められていて、その今生の人生の課題を背負って生まれてくるわけです。
 ですから、世間的に賞賛される人生を必ずしも送ることができるとは限らないのです。
 貧困家庭に生まれてくるかもしれません。幼少期は親から虐待される人生を送ることになるかもしれません。離婚することになる人生を送るかもしれません。
 あるいは子どもに先立たれてしまうかもしれません。若くして自分がこの世を去ってしまう不治の病にかかるかもしれません。
 とにかく、自分の思った通りの人生を送ることはかなり難しいことの方が多いのが現実でしょう。
 したがって、「なりたい自分になる」ということは、かなり難しいことであり、努力をしても叶わないことが多いかもしれません。
 しかし、人間として生まれた以上、より良く生きたいと願うものです。
 それでは、どうすれば「なりたい自分」「理想の自分」になれるかと言いますと、先ずは自分とはそのような人間であるか、つまり「自分自身を知ること」から始まります。

 自分のできること、自分の能力を知り、それを他者の手助けになる行動に移すことで、他者や社会から認められていきます。

 それが、人間として生きることを全うすべく、自己利益のみを追求せず、他者への奉仕や慈善活動をすることで、なりたい自分に近づくことが可能になるのではないでしょうか。

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