Kindle本を出すと商業出版できなくなる?──それ、本当ですか?

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ビジネス・マーケティング
昨日、100人規模のビジネス交流会に参加した際のことです。
出版に詳しい人はほんのわずかという環境で、ある参加者からこう質問されました。
「Kindle本を出してしまうと、紙の商業出版の可能性がなくなると聞いたのですが、本当ですか?」
私は即答しました。
「それは“根本の前提”が間違っているために広まっているデマです。」
そして、この誤解を解くことこそ、私たち出版の専門家の役割だと強く感じています。
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なぜ“Kindle=悪”という誤解が生まれるのか?

原因はシンプルです。
Kindle本を「ひとくくり」にして語ってしまうから。
世の中には、
・著者が独学で作ったKindle本
・出版知識を持たない業者が安価で作った“粗悪本”
が大量にあります。
表紙デザインが安っぽい、内容が薄い、編集が入っていない、タイトルが稚拙――。
あなたが出版社の編集者だったら、これらをどう評価するでしょうか?
答えは明白です。
「読む価値がない」
「このレベルなら紙の商業出版は難しい」
経験豊富な編集者は、こうした判断を 一瞬 で下します。
こうした“粗悪なKindle本”が大量に出ていることが原因で、
「Kindleを出すと商業出版できなくなる」という噂が生まれたのです。

編集者が見ているのは“Kindleか紙か”ではない

ここが最重要ポイントです。
出版社の編集者は、
媒体ではなく「中身のレベル」を見ています。
・内容の構成
・読者への価値
・文章の質
・タイトルの強さ
・表紙デザインの完成度
・再現性のある専門性
・市場への適合性
これらは、紙だろうがKindleだろうが関係ありません。
もし、Kindle本が――
●商業出版と同等の編集品質で
●読み応えがあり
●著者の専門性が確かで
●市場に需要があり
●パッケージ(本文・表紙・タイトル)が整っている
こうしたレベルであれば、編集者はむしろこう考えます。
「この著者はもっと可能性を伸ばせる」
「紙の企画も成立するかもしれない」
「シリーズ展開や別テーマでの出版も視野に入る」
つまり、プロの目に適うKindleであれば、
“商業出版が遠のくどころか、むしろ近づいてくる” のです。

本当に危険なのは「安易なKindle出版」

逆に危険なのは、
「とりあえずKindle出してみた」
「1万円で作れますと言われたから頼んだ」
「とりあえず出版という実績が欲しい」
このような“間違った方向の努力”です。
なぜかというと、
一度公開した本のクオリティは、ネット上にずっと残り続ける
からです。
そして編集者が検索したとき、
低品質の本が出てくれば……判断は一瞬です。
「このレベルなら、紙の出版は難しい」
この「負の査定」は、後から覆すのが非常に難しい。
だからこそ私は強く言いたいのです。
安易に出版するほど、人生で勿体ないことはない。

正しくつくったKindleは、商業出版の武器になる

私の考えとしては、
プロの手による、商業出版レベルのKindle本
であれば、あなたの出版の可能性を広げる武器になります。
・自分の専門性が証明できる
・市場検証ができる
・出版社にとって「安心できる著者」になる
・紙の出版企画を立てる際の強力な実績になる
つまり、正しい手順でKindleを出した人は、
出版のチャンスが広がるのです。
だから、私は何度でも言います。
Kindleがダメなのではない。
“レベルの低いKindle”がダメなだけ。
間違った努力を防ぎ、正しいステージに進んでほしい
出版とは「一発勝負」ではありません。
しかし、最初の一冊のクオリティは著者人生に大きく影響します。
だからこそ、
●出版の基準
●編集の観点
●読者に届く構成
●出版社が見るポイント
これらを知った上で、正しい順番で取り組んでほしいのです。
もしあなたが
「いつか紙の商業出版をしたい」
と願っているなら――
Kindle出版は“慎重に・戦略的に・プロと一緒に”
進めることを強くおすすめします。
正しい知識と正しい手順があれば、
Kindle出版はあなたの可能性を大きく広げる武器になります。
まずは一歩目を正しく踏み出す
情報が溢れる時代だからこそ、
誤解やデマに振り回されるのは本当に勿体ないことです。
あなたの専門性を最大限に活かすためにも、
Kindle本は「正しい方法」で制作してください。
あなたの一冊は、必ず次のステージにつながります。
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