こんにちは!ご覧頂きまして誠にありがとうございます。翻訳企業ニホンネシアの永吉と申します。翻訳ビジネスを長年行っていきましたが、その中でも翻訳における一貫性が最も重要な要素の一つです。今回は、翻訳の一貫性がビジネスにとってなぜ重要なのか、私の視点からお伝えしたいと思います。
翻訳における一貫性とは何か。
翻訳の一貫性って何?と思う方がいると思うので分かりやすく解説すると、ズバリ
翻訳の一貫性=翻訳した時の「キーワード選択」
のことです。キーワード選択って何かと思う方もいらっしゃると思いますので具体例。
「デジタルトランスフォーメーション」
この言葉一つをとっても、翻訳者によって
「digital transformation」
「DX」
「digitalization」
など、訳語がいろんなバリエーションがあります。しかしながら、会社のスローガンは、英語で正式な言い方が決まっていることがほとんどです。翻訳者ごとに異なる表現になることはあってはなりません。
「インテル入ってる」
「Intel Inside 」
が良い具体例ですね。これが一貫性というものです。
特に専門分野の翻訳では、用語の一貫性が信頼性に直結します。例えば医療分野では「治験」を常に "clinical trial" と訳すか "clinical study" と訳すかで読者の理解度が大きく変わってきます。(どう違うかは気になる方は調べてみてくださいね^_^)
また我々の意見としては、スローガンや会社名など決まった表現以外でも、「どっちの言葉使っても意味同じでしょ。」と思われるようなワードでも、使う用語を統一していなければ、プロフェッショナリズムの欠如を感じてしまいます。実は、この「翻訳における一貫性」は文章全体の印象を整えるだけに留まらないのです。
なぜ依頼先を頻繁に変えてはいけないか。
なぜ翻訳の依頼先はあまり変えないほうがいいかという理由は、「翻訳における一貫性」は文章全体の印象を整えるだけに留まらず、頼めば頼むほどクライアントの業界、製品、好みの表現等をすでに理解していくからです。
そういう意味では、言ってしまえば
依頼すればするほど、あなたにピッタリになるように訓練されるのです。
翻訳者が継続してプロジェクトを担当することで、効率も自然と向上しますし、毎回新しい翻訳者に説明する時間も、チェックして修正する時間も必要なくなっていきます。
ニホンネシアでは、各クライアント専用の「用語集」を作成することを心がけています。用語集は生きた文書として、プロジェクトごとに更新していきます。これにより、どんなに時間が経っても一貫した翻訳を提供できるのです。(個人情報に関しては抹消します。)
過去の案件情報から作成した独自の「用語集」を活用することで、類似フレーズの翻訳が効率的に行えるようになります。長期的に見れば、これは時間とコストの両方の節約につながります。しかしまだまだメリットはこれで終わりません。信頼関係も大きな影響を及ぼします。
クライアントとの信頼関係の構築による効果
受注者の方が結構見落としがちですが、安心感というのも翻訳では重要な要素です。翻訳を依頼する方は常に漠然とした不安を持っています。
我々ニホンネシアの非常に優秀な能力を持つスタッフである、アルフレッドさんがおりますが、医者の卵である彼曰く、
「翻訳の依頼者の不安は、字が読めないということだから、盲目の方や耳ろうの方の不安と同じだ。だから私は、盲目の方の目となり、耳ろうの方の耳となるような存在になりたい。」
と言っています。医療従事者らしい優しさ溢れる言葉ですね。
このように継続的に同じクライアントの翻訳を担当することで、徐々に「このクライアントは何を大切にしているのか」「どのような表現を好むのか」などノンバーバルな理解も増していきますが、AIにはできない、これは温かみを持つ人間にしかできないことだと言えるでしょう。
まとめ
ココナラは安いので、なるべく安く翻訳してもらうには、頻繁に変えることがコスト削減に思えるかもしれません。
・キーワードの精度
・作業の効率化
・クライアントへのコミットメント
この三つを失ってまで依頼先を変えるのは少しリスキーと言えます。
単に文章を別の言語に置き換えるだけでなく、クライアントのビジネス目標を理解し、その実現に貢献することが我々の役割だと考えています。
翻訳の品質は、技術的なスキルだけで決まるものではありません。クライアントとの信頼関係、細やかなコミュニケーション、そして何よりもクライアントのビジョンや価値観への共感が不可欠です。一度きりの仕事ではなく、長期的な関係の中で互いに理解を深めることで、より質の高い翻訳が実現します。あなたのビジネスニーズに合わせたサービスをご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。
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