こんにちは、人事歴20年のMSです。
これまで課長・部長・取締役など、いろいろな立場で組織を見てきました。
その中で特に難しいと感じるテーマが「部下との接し方」です。
今回は、年上の部下やクセのあるメンバーとも向き合ってきた経験から、
上司として大切にしてきた考え方をお伝えします。
① 一番大事なのは「指揮系統の維持」
年齢やキャリアに関係なく、組織には明確な指揮系統があります。
上司がそれを崩すと、組織は一気に混乱します。
たとえあなたが部下より年下でも、あるいは部下のほうが経験豊富でも、
上司としての立場をしっかり意識することが大切です。
管理職の仕事は「プレイヤーとしての実力」ではなく、マネジメントです。
毅然とした態度で、組織を正しい方向に導きましょう。
② 「威張る必要はない」が、立場は守る
上司=強く出る人、ではありません。
大切なのは威張らず、でもなめられない距離感です。
たとえば、部下の意見のほうが明らかに正しいとき、
メンツを気にして否定するのは逆効果です。
「おー、そっちのほうがいいね。気づかなかった!」
と素直に認めることで、信頼が生まれます。
上司が完璧である必要はありません。
部下の力を引き出すことができる人が、真に優れた上司です。
もちろん、最終判断と責任は上司が持つ——そのバランスがポイントです。
③ 「上司=敵」と感じる部下もいる
特に年上の部下や、自尊心の強いタイプには、
「上司」というだけで反発する人もいます。
まずは腹を割って話すこと。
それでもうまくいかない場合、無理にご機嫌を取る必要はありません。
上司の役割は「部下に好かれること」ではなく、
組織を正常に機能させることです。
秩序を乱す人には、冷静に対応しましょう。
感情的にならず、淡々と評価を下せば十分です。
④ 「ご機嫌取り」は不要。でも話しかけやすい上司であれ
上司の仕事は「部下が結果を出せる環境をつくること」。
そのために必要なのは、話しかけやすい雰囲気です。
・自由にアイデアを出しやすくなる
・問題が起きたとき、早めに報告してもらえる
この2点が、チームの生産性を大きく左右します。
部下が「ちょっと相談いいですか?」と気軽に話しかけられる関係を目指しましょう。
それだけで、職場の空気も成果も変わります。
まとめ:楽しく働けるチームは、自然と強くなる
厳しさも必要ですが、常にピリピリした職場では成果は出にくいものです。
大切なのは、言うべきときにしっかり言える関係性を築くこと。
恐怖で動くチームは「減点方式」になります。
でも、安心して意見を出せるチームは「加点方式」で伸びていきます。
上司も部下も、仕事を“楽しく”できる環境をつくること。
それが、マネジメントの最初の一歩です。
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