私の体験から学んだ「理解と回避」の大切さ
「広場恐怖症」という言葉を、あなたは知っていますか?
私は長い間、その言葉も知らずに生きてきました。
なんとなく「自分は病気なんだろうな」と思いながらも、母からは「アンタは変な子ね」と片づけられてしまう。そんな幼少期を過ごしました。
今から30年以上前。まだ“根性論”が当たり前の時代です。
仮病だと言われて理解もされないまま、私は小学校6年間、給食を食べずに終わりました。
正体が分かったのは20歳の頃
小学校を卒業しても症状は続きました。
外出、外食、乗り物、人混み――あらゆる場面で突然襲ってくる恐怖。
20歳くらいの時、ネットで症状を検索してみました。
そこで出てきたのが「広場恐怖症」と「嘔吐恐怖症」。
画面を見ながら思いました。
「これだ!」と。
やっと自分を苦しめてきた正体に名前がついたのです。
病院には行かなかった
ただ、だからといって病院へは行きませんでした。
心のどこかで「病院に行っても治らない」と思っていたからです。
(あくまで当時の私個人の考えです)
そしてもうひとつ、元々の思考として、
「結局、どんなときも自分次第なんだ」
という感覚がありました。
付き合い方を見つける
もちろん、今でも症状が出るのではないかという恐怖は残っています。
でも、長年苦しんできたからこそ、だんだんと「症状が出やすい条件」が分かるようになってきました。
だから、気をつけていることはとてもシンプルです。
・その条件をなるべく避ける
・仕事も私生活も条件に合わない道を選ぶ
それだけで、かなり生きやすさが変わりました。
学び:把握することは「逃げ」ではない
友人に遊びに誘われても、私がまず考えてしまうのは、
遠さや交通手段や恐怖です。
そして、「症状が出るかも知れない」と思っては、断る選択をしてきました。
「旅行に行ったりができて、お出かけが楽しめる人に生まれたかった」
そんな思いを抱えながらも、私は自分なりの安心できる方法でここまでやってきました。
症状を完全になくすことは難しくても、 把握して理解して回避する という工夫で、人生はずいぶん楽になります。
これはストレスの対処にも似ているのかもしれません。
無理をせず、自分に合った方法でコントロールすること。
それは決して「逃げ」ではなく、自分を守る大切な知恵なのだと思います。
これからについて
不安症や嘔吐恐怖症などで悩む方専用の、電話相談を開始します。
ココナラも始めたばかりで、まだ実績はゼロです。
けれど、同じように悩んできた時間があるからこそ、誰よりも「寄り添いたい」という思いは強く持っています。
「ひとりで苦しい」と感じるときに、安心できる声で支えられるような存在になりたい。
そんな気持ちで、これから一歩ずつ活動を広げていきたいと思っています。