こんばんは!
⚔️ 社会派FPのコウダイです。
本(大河内先生の著書)の内容を、僕の専門知識である「簿記」と「FP」の視点で10倍深く掘り下げる「超・実践編」の第12回へようこそ!
前回の第11回では、「2026年8月の法改正があっても、国の盾(高額療養費制度)はまだまだ強い!」というお話をしました。年間の自己負担限度額が53万円という具体的な数字を見て、少しホッとされた方も多いのではないでしょうか。
「国の盾が強いのは分かった。じゃあ、今入っている民間保険はどうすればいいの?」
そんな疑問を持つあなたのために、今回は「本当に入っていい民間保険」と「今すぐ解約を検討すべき保険」の具体的な見分け方を、FPの視点から包み隠さずお話しします!
結論から言います。保険の役割は「めったに起きないけれど、もし起きたら人生が破綻する大損害」に備えるものです。この基準で家計の保険を仕分けしてみましょう。
🛡️ FPの専門視点:今すぐ見直すべき「3つの要注意保険」
保険会社のパンフレットを見ていると全部必要に思えてきますが、以下の3つに当てはまる場合は高い確率で、保障内容や家計とのバランスを見直す余地があります。
①お祝い金や満期返戻金がある「貯蓄型保険」
「保障も得られて、将来お金も戻ってくるなら一石二鳥!」と思いますよね。
でも、簿記の視点で見るとこれは非常に効率が悪いです。保障のコストと会社の経費が引かれるため、自分で新NISAや投資信託(オルカンなど)で運用した方が、はるかに効率的にお金を増やせます。保険と投資は完全に切り離すのが鉄則です。
②手厚すぎる「医療保険の特約てんこ盛りセット」
「入院1日につき1万円」「通院特約」「先進医療特約」……気がつけばオプションだらけになっていませんか? 前回お話しした通り、日本の公的医療保険制度は非常に充実しています。1ヶ月の医療費は実質10万円前後で収まることが多いのに、毎月高い特約料を払うのはディフェンスの過剰投資です。
③「不安だからとりあえず」で入ったがん保険
日本人の2人に1人ががんになる、という言葉に恐怖を感じて加入する人は多いです。しかし、がんであっても高額療養費制度や確定申告での「医療費控除」が使えます。「本当に貯金だけでカバーできないか?」を一度冷静に計算する必要があります。
ただし高額療養費制度では
・差額ベッド代
・先進医療
・収入減少
などはカバーできません。
そのため、治療内容や働き方によっては民間のがん保険が役立つケースもあります。大切なのは「何となく加入する」のではなく、自分に必要かどうかを判断することです。
逆に、「本当に入っておくべき保険」は、自動車の対人対物保険や、小さな子供がいる世帯主の掛け捨て死亡保険など、万が一の時に数千万円〜数億円の賠償・生活費が必要になるものだけです。
僕も過去には民間保険にかなりお金を使っていました。
「医療保険にがん特約をつけて、さらに将来のために貯蓄型も……」と、気づけば毎月16,600円もの大金を、まるで義務教育の税金かのように支払い続けていたんです。当時の僕の家計簿(P/L)は、保険料という名の固定費で完全に圧迫されていました。
でもある日、FPの勉強をして「確率と損失の大きさ」で保険を仕分けるロジックを知った時、自分がどれだけ無駄な手数料を払っていたかに気づいて愕然としました。
すぐに特約を削り、掛け捨ての最小限(または月2,000円の共済)に切り替えたことで、毎月1万円以上の「純利益」が手元に残るようになったんです。あの時の解放感は今でも忘れられません。
■ 軍師コウダイの戦略:保険会社のカモになるな、自分の数字を持て
家計のディフェンスにおいて、保険会社に言われるがまま契約するのは「敵陣の作戦書通りに行軍する」ようなものです。
■ 今回のまとめ:あなたの保険、本当に必要ですか?
保険の契約書は文字が小さくて専門用語ばかり。一人で読んで仕分けるのは本当に骨が折れる作業だと思います。
「今入っているこの保険、ぶっちゃけ損してない?」
「解約したいけれど、営業さんに引き止められそうで怖い……」
そうやって、自分の保険をプロの目で冷徹に、かつ優しく仕分けてほしいと思った方は、ぜひ僕の「軍事会議(電話相談)」へお越しください。
あなたのライフプランに本当に必要な保障だけを残し、浮いたお金を新NISAなどの「攻めの資産形成」に回すための具体策を、一緒に作っていきましょう!
ではまた!
参考文献:『貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!』(サンクチュアリ出版/大河内薫・若林杏樹 著)