ハルキの本

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小説
久しぶりに物語を読んだ。

自己啓発本とか瞑想の本ばかり読んでいたから

少し違うのが読みたくなった。

半年前、フィンランドの文化に興味があって

アラビアとかアアルト、マリメッコなどフィンランドのデザインや

サウナや精神性について調べていた。

だから村上春樹さんの「色彩を持たない多崎つくると巡礼の年」は

フィンランドが出てくるという話らしいので手にとった。

10代の頃に「風の声を聞け」や「パン屋再襲撃」を読み

映画で「トニー滝谷」「ノルウェイの森」をみたけれど

あんまりピンとこなかったので、相性か読解力の問題だろうと思って

しばらく距離を置いていた村上春樹。

カッコつけてるのがちょっと苦手だと感じた村上春樹。

それでもおしゃれで憧れはなんとなく持っていた村上春樹。

まあ今回もハマらないかもなと思いながらページをめくり始めたら

まあ面白い、美しい、すげーって感嘆がいっぱい出た。

読書好きの人ならわかると思うけど

本は読むタイミングってすごい大事。

全く入ってこないから読まずにブックオフやメルカリで売ったのに

10年後とかに誰かに勧められたから再び読んでみると

どハマりするなんてこともある。

恋愛もそうだよね、知らんけど。

でもその時の思考(嗜好)で受け止め方全然別になる。

村上春樹、今でしょ。って塾講師の顔が浮かんできた。

幸いなことに今まで距離を置いていたので

まだ読んでいない本がたくさんある。

6次元の店主(ノーベル賞の時期にいつもテレビに出る店)、羨ましいだろ?

俺まだ読んでないんだぜ?

読むか読まないか自分で決められちゃうんだぜ?

ハルキストになることもならないこともできるんだぜ?

とりあえずは楽しみが増えた。


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