「ものづくり」企業の商品力が爆上げするたった1つのポイント

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ビジネス・マーケティング
こんにちは、ノジーです。

日々、事業を行なっている皆さんと私と世界中の人たちには共通して付き回る悩みがあります。

それは「商品力」についてです。

商品力とは、
商品そのものの持つ価値・魅力。多く「販売力」や「競争力」など(出典:Weblio辞書)
こう定義することができます。

今回はそんな我々にとって、とても重要な「商品力」が爆上げするポイントについて記載してみましたので、ぜひご覧ください!

結論はコンセプトの設計

最初に結論からお伝えします。
商品力を上げるために必要なポイントは、

商品コンセプトの正しい設計ができていること

です。

このようにお伝えすると、「もうやっているよ。」と思われる方がほとんどだと思います。

しかし、そのコンセプト設計は本当に正しくできていますか?

例えば、コンセプトを設計する際に、
・自社ができることを中心にアイデアを出している
・今流行っているものをとりあえずアレンジしている
・今までの実績を踏襲してアイデアを出している
このような感じで行ってはいませんか?
これでは、あくまで自社目線になってしまい、正しいコンセプト設計はできなくなってしまいます。

この状態を回避するための手順が次のセンテンスに記載しています。

コンセプト設計の手順はこう考える

上記第一センテンスを見て、ハッとされた方は、下記のコンセプト設計手順を参考にしてみてください。

◾︎ターゲット選定
まずはなんといっても「誰をターゲットにするか」これを第一に考えましょう。
そうしなければ、どんなものを作るのか、どのように発信すべきなのか、価格はどのくらいがいいのかなど、あらゆることが決まらなくなってしまいます。
今、もう決めている!という方も、はっきりイメージはできていますでしょうか?
例えばそのターゲットの所得はどのくらいでしょうか?どんなものが好きなユーザーですか?
多方面の角度から考えてみましょう。

◾︎市場課題をピックアップする

続いては、参入する予定の市場(カテゴリー)の課題を考え、調べてみます。
ターゲットの悩みと言い換えてもいいかもしれません。
ここで大切なことは、
・出来るだけ抽出すること
・だけど、時間をかけすぎないこと
・まずはオープンデータ(ネットで見れるような)で調べるてみること
です。
商品の企画・開発前のアイデア段階ですので、そこまで労働力を使うよりも、行くつもアイデアを出した方がいいので、ここは深くなりすぎないようにしましょう。

また、進め方の一つとして、外部の方にお願いすることもできます。
自分に時間がない場合や得意ではない場合は相談してみましょう。


◾︎市場課題×自社の強みでコンセプト案を出す
市場課題の抽出が終わったら、いよいよ商品のコンセプト案を考案します。
考案式は下記の通りです、

市場課題(ターゲットの悩み)× 自社の強み(優位性)
=差別化されたコンセプト案

つまり、自社の強みでターゲットの悩みに対応できる、そんな商品コンセプト案が良いものになります。

自社の強みがわからない、他者と比べてどこか優位な部分があるかどうか不安な場合は一緒に考えましょう。

この式から生まれる案は1つではありません。
複数出てくるはずです。

しかし、それがいいのです。
いくつも出た、ターゲットの悩みを解決する方法から、自社が自信を持って作れるものを選定していくことが望ましいです。

◾︎ターゲットユーザーに意見を聞いてみる
さて、コンセプト案がいくつか出て、自社が自信を持って作れるものを選定できたら、最後にターゲットユーザーもしくはそれに近い方に率直な意見を聞いてみましょう。

もしその中で、良い意見が来れば自信を持って進められますし、あんまりピンとこなければ、どこをどうすればいいのか、ブラッシュアップできる部分を聞いたのちに進めることで、より求められる商品コンセプトができるはずです。

ぜひ一度、聞きやすい方に聞いてみてください。

陥りやすい間違えTOP3

最後に、コンセプト設計時に陥りやすい間違えとして、上位にくるものを3つ挙げてみました。
・自分たちが自信を持っていることだけで考えてしまう
・周り(競合)のことを気にしていない
・消費者意見を反映していない

第一センテンスでも記載しましたが、コンセプトを考えるとき、どうしてもこれまでの経験や実績で考えてしまいがちです。
しかし、それではあくまで自分たちが自信を持って作れるものになってしまいます。

もちろん、これまでの経験や実績を考慮することはとても重要なことです。
ですが、そこに捉われず、外部とのコミュニケーションをとった上で商品のコンセプトを決めた方がより商品力は上がることを覚えておいてください。

終わりに

いかがでしたでしょうか。
商品力が上がるポイントはコンセプトの設計。これは本当のことです。

我々は良いものを作ろうと日々努力し、試行錯誤を重ねますが、その考えがそもそもお客様のことを無視していては、相手には伝わりません。

これを機に、今一度商品企画・開発前のコンセプト設計を見直してみてはいかがでしょうか。


お知らせ

ここまでお読みいただきありがとうございます。
最後に私ができる皆さんへのお手伝いについてお知らせをさせていただきます。

私は、主に消費財の新商品企画に関するご相談を承っております。

企画実績としては、
・コーヒー関連器具の新アイデア企画
・傘の新アイデア企画
・食器関連の新アイデア企画
・ヘアケアブランドの新商品企画 など
 です。

また、BtoC向け商品の販売計画作成 / 競合商品リサーチのお手伝いもしております。


もし、あなたが今、商品の企画・開発に疑問や不安な点があればお気軽に無料相談ください。
相談はサービスページ右上の「見積もり相談」から可能です。

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