膝ACL損傷の性差について

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*同じ競技種目の場合、女性は男性よりも2倍から最大10倍、膝ACL損傷に
 なりやすい。(コンタクトの許容量も関係している)
*筋力トレーニング、教育、神経ー筋トレーニング、柔軟性、コンプライアンス、固有受容感覚、有酸素能力、プライオメトリクスなどの予防活動により、
膝ACLの全体の損傷リスクは55%軽減することができる。
殊に、女性に多い非接触型の膝ACL損傷は66%軽減することができる。

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*思春期後の受傷のメカニズム
女性>膝ACL損傷の特徴
・損傷リスクが高まる要因
 関節弛緩性が大きく影響する
 体幹が側屈しやすい、股関節屈曲姿勢、大腿四頭筋優位、
 膝外転モーメントの増大
・月経周期におけるホルモンとの関係をさらに研究する必要がある

男性>膝ACL損傷の特徴
・女性よりも接触型の損傷が多い
・骨折、半月板損傷、他の靭帯損傷などの複合損傷リスクが高い
・膝ACL損傷リスクが女性よりも低い要因
 関節の剛性が高い、筋力が高い

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* 再受傷
・膝ACL損傷後は、手術的もしくは保存的に治療される。
 膝の機能を回復させ、2次的な損傷を予防するのがゴール。
・2次的損傷の発症頻度に男女差はない。2次的損傷の発生頻度は概ね20%
 程度。

* 環境的要因
・トレーニング、治療、試合、準備などの環境は、膝ACL損傷リスクや治療、リカバリーの男女差に影響する。

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*"The sex and Gender Equity in Research(SAGER) Guidelines"(研究における性とジェンダーの公平性に関するガイドライン)は、健康に関する研究で、性とジェンダーの違いに関する取り扱いのガイドラインを示している。

* 性差を理解することは膝ACL 損傷の改善に必要な重要事項である
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