30代女性が長野県から来院してくださいました。
当院は栃木県宇都宮市にあるので結構な距離です。
紹介でわざわざ遠路はるばるきてくださいました。
3年前に前十字靭帯と内側の半月板を損傷して手術しています。
その時に半月板は縫合して縫っていたとのことでした。
半月板は損傷の程度で削って切除する方法と縫って悪化しないようにする方法があり、MRI検査では中の状態までは確認できず、実際に手術しながら医師の判断で対応することとなります。
日常生活で膝がロッキング
今回3月に再び半月板の手術となり、日常生活で膝が何度のロッキングしてしまった経緯からとのことでした。
しかし、リハビリ担当のレベルが不安となり紹介で当院にお越しくださりました。
この方は幼稚園の先生で仕事の関係子供達と一緒に運動する事があり、ジャンプしたり走ったり、必須となるとのことでした。
マット運動もあるため前転の見本を見せた後大丈夫と思い、開脚後転をしたらロッキングしてしまいその後動けなくなってしまったとのことでした。
膝の状態を確認すると
まず3年前に手術した前十字靭帯の手術痕がハッキリとしている事も気になりました。
縫合した部位はしっかりとマッサージする事で皮膚表面と皮膚下での硬さが解消されて良い状態となって馴染んでいきますが、3年経過しても縫合部が隆起して癒着している点がありました。
縫合部は神経が敏感となっているので最初は痛みが残るのですが、マッサージを続けていくと痛みがなくなり安定していきます。
3年経過しても触れることで痛みが強く、皮下でグチュグチュする感触が確認できました。
良い状態ではない事が確認できたわけです。
手術すると筋肉も落ちてしまいます。
そのためリハビリで日常生活が問題ないレベルになってもトレーニングをしていく必要があります。
特に膝の内側にある内側広筋の筋力が低下するので強化していかないと変形性膝関節症につながってしまいます。
仰向けの状態で膝の曲がりを確認すると十分な膝屈曲が獲得できていましたが、うつ伏せになって膝を曲げていくと明らかに膝屈曲制限があります。
股関節を曲げている状態では筋肉が緩むので動きが良くなりますが、股関節を伸ばすと筋肉の張りが強くなるので可動域制限が起こってしまいうケースです。
膝裏内側の腱の硬さが顕著であること、股関節前面の硬さもありました。
前十字靭帯再建の際に内側ハムストリングスを移植した事による硬さと癒着があります。
今回再び手術となってしまった要因
3年前の前十字靭帯と半月板の手術後リハビリが不十分で職場復帰してしまい半月板に摩擦ストレスが加わって膝がロッキングしてしまったのではないかと想定します。
さまざまな問題があります
・縫合部の癒着
・筋力不足
・可動域制限
・内側ハムストリングス腱炎
・大腿直筋の硬さ
・腸脛靭帯の硬さ(大腿部外側を支える靱帯)
・膝が内側に入り込む動作習慣
・足のむくみ
このような問題点が確認できました
実際に施術すると
明らかに状態は改善していきました。
施術前と施術後では足の軽さ、動きのスムーズさ、階段の昇り降りがスイスイできると大変喜んでくださいました。可動域制限も取り除く事ができました。
施術でよくはできましたが、しっかりと筋力を強化して動作習慣の改善していくことが必要です。
本人の目標としてはジャンプや走りなど業務で必要なレベルに引き上げていく事とのことで、激しくスポーツをするわけではないが見本でできるようにはなりたいとのことでした。
遠方でなかなか来院できないので、今後はオンラインにて対応していく形となっていきます。
もちろん施術した方が明らかに良くなりますが、トレーニングをしていく必要もあるので、現在のレベルに合わせたエクササイズを10個ほど紹介して対応させていただきました。
今後はオンラインで状態を確認しながらレベルアップしていくこうと考えています。
今回遠方から来ていただき、来て良かったと言っていただけたので嬉しい限りです。
今後の対応、相談をしっかりして良い状態に導けるようサポートしたいと思います。
ミズノ治療院スポーツマッサージ
水野彰宏
怪我でお悩みの方はご相談対応させていただきます