ターゲットスポーツにおける姿勢、心拍数

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ショットの良い選手は姿勢が良い、というのは必ずしもハズレではないと思われすが、競技レベルが上がってくると姿勢が良い=ショットが良い、とはならないと思います。
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カーリングも射撃、アーチェリー、バイアスロン、ボーリングのようにターゲットスポーツに分類されます。姿勢というのは、静止姿勢でも筋が微妙に長さを調節するため、「ゆらぎ」が生じます。開眼時には視覚で補正していますが、ターゲットを捉えている時は閉眼時と同様に内在センシングによる寄与率が高くなります。ターゲットまで距離があることから、「ゆらぎ」が少しでも小さい方が誤差が少なくなります。この「ゆらぎ」の大敵が心拍数と言われています。実際、アーチェリーでは心拍数を計りながらトレーニングしており、バイアスロンでもいかに心拍数を低く抑えるかを工夫しています。姿勢がいい、すなわちアライメントが整っていると、筋にかかる負荷が軽減されるため、「ゆらぎ」が抑制できる利点があります。
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カーリングの場合、氷上を滑走するため、姿勢が整うことで、ストーンのリリースに集中出来る利点が挙げられます。心拍数は、巧緻動作に影響することは、日常生活でもよく経験されることです。ストーンに微妙な回転を与える場合は、リリースのタイミングと強さが鍵になります。
カーリングのスイープ動作では、姿勢がスイープの効率性に大きく寄与することが予想できますが、デリバリー動作では、競技レベルによっては姿勢の評価だけでは不十分と考えられます。
北見の新しいカーリングホールではフォームのチェックもできるようになっているということですが、心拍数も同期できるようにするともっと面白い示唆があるかもしれませんね。
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