人間が壊れる「天国」

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こんにちは。とはるめと申します。
今朝職場に向かう途中、近所の高校の前がえらくたくさんの人でにぎわっていました。

こんな朝早くから、こんな平日に祭りか?と思ったのですが、そういえば今は受験シーズンでした。高校入試も始まり、私立大学も続々と入試が始まります。

心の中で応援しつつ、朝の寒さに身を縮めながら出勤しました。

さて、私は以前中高の教員として働き、現在は司法書士事務所で働いています。

実は教員を辞めてから現在の職場で働く間に、別の仕事に就いていたことがあります。

それは、美しい図書館で青少年向けの居場所づくりです。

図書館司書として働きたかったわけではなく、美しい図書館で働いてみたいというのが夢だったので、一応司書の資格は取得しましたが司書という形での勤務ではありませんでした。

美しい図書館で司書として働きたいという人は多分たくさんいるだろうから、私は今まで自分が経験してきたことを活かした仕事内容を志望することで「美しい図書館で働く」という夢を叶えてやろうと思ったのです。

そしてなんか結果採用されました。

採用されてからはもう楽しくて仕方がありませんでした。
こんなきれいなところで働けるんか!
しかも今までの鬼のような仕事内容から一変、早朝出勤もなければ残業もない!
休憩中に生徒や他の先生から呼ばれることもない!
しかも先輩たちも気さくで楽しい!

教員をやっていたときからはだいぶ給料は減りましたが、のびのびと自由に仕事ができることがこの世にはあるのか、、
毎日感動したものです。

しかし、そこでの天国も3年という短い期間で終わりました。

契約期間が終了したわけではありません。
その職場が嫌になって辞めたのです。

ではどうしてそんな天国が嫌になってしまったのでしょうか。

まず、人間がおかしくなってしまう環境には3つの要素があります。

①限られた人間関係
②閉鎖的環境
③強いストレス

わたしが働いていた「天国」にはこの3つの要素がちゃんと網羅されていたのです。

まず、図書館のワンフロアが青少年のための空間として利用され、私たちスタッフはそこに常駐して青少年たちを見守っていたのですが、その常駐しているスタッフは5人。メンバー変わらず。(①)

しかもそのフロアにある私たちの事務所は窓がなく狭い。スタッフ間で空気が悪くなったとしても逃げ場がない(②)

そして私以外のスタッフは何といっても我が強い。気に入らないことがあるとケンカ腰で突っかかってきたり、ドアを思い切り閉めたり大きい音を立てて物を置いたり無視してきたり(③)(それ以外のときはすごく楽しくて優しいのに、、)

私は自分を殺して「その意見いいですね!」「確かにそっちの方がいいですね!」と肯定ばかりしていました。

最初のうちは「まあまあ、教員よりマシだろ!」と楽観的に考えていたのですが、それが少しずつ、毎日私のストレス値を上昇させていたことに私は全く気が付いていませんでした。

ある日の朝、急に猛烈に仕事に行きたくないと思いました。ベッドから起き上がることもできないのです。

「んー、今まで有給使ってないし、1日くらいずる休みしちゃうか!」と思って職場に連絡をして休暇を取りました。

次の日も同じ。仕事に行きたくない。休暇を取りました。

その次の日も同じ。仕事に行きたくない。休暇を取りました。
そこで珍しく私が3日も休んでいることを不審に思った上司が連絡をくれました。「ねえ、まさかさ、辞めようとか思ってないよね?」

そこからはすごいスピードで辞める方向に持っていきました。
自分を守らないとまずいと思ったのです。

その頃はすでに司法書士の勉強を始めていたので、それを言い訳にして。


私が働いていた「天国」は張りぼての天国でした。
ただ、美しい図書館で働きたいという夢は叶ったのでよしとしましょう。

やってみとわからない。
覗いてみないとわからない。
そこが本当に天国なのか、地獄なのか。
その美しく咲き誇る桜の下には何が埋まっているのか。

だから私はまた天国を探しに行くのです。
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