ふと「今日はちょっと料理でもしてみようかな」なんて思って、冷蔵庫のドアを開けた時。
奥の奥から出てきた、すっかり形が変わってカビの生えてしまった食材。
それを見た瞬間、胸がうっと詰まって、冷たい汗が背中を流れるようなショックを受けることってありませんか。
「ああ、またやってしまった……」
「こんなものすら管理できないなんて、私の生活そのものが腐り始めているんじゃないか……」
そんな風に、自分自身を強烈に責めて、絶望的な気持ちになってしまうことってあると思うんです。
なんだか自分の人生や日常まで、ドロドロに崩れていっているような、そんな感覚に襲われてしまうんですよね。
でもね、まず一番にお伝えしたいのは、あなたは何も悪くないし、決してダメな人間なんかじゃないということです。
心理カウンセラーのうさぴょんです。
冷蔵庫の奥で食材をダメにしてしまった時、僕たちが感じているのは「食材への申し訳なさ」だけではありません。
実は、日々の忙しさや心の疲れが限界に達しているという、あなた自身の心からの小さな悲鳴なんです。
毎日、仕事や人間関係、いろんなことに気を使って、クタクタになりながら一生懸命生きていますよね。
頭の中も、心の中も、すでにいっぱいいっぱいの状態なんです。
そんな中で、冷蔵庫の奥にある賞味期限まで気を配る余裕なんて、残っていなくて当然なんですよ。
だから、カビの生えた食材は、あなたの「だらしなさ」の証拠ではありません。
「これまであなたが、どれだけ限界まで頑張ってきたか」という、疲れのサインなんです。
部屋や冷蔵庫の状態って、心の余裕とすごくリンクしているんですよね。
心が疲れ果てている時は、どうしても細かなことに手が回らなくなってしまうものです。
それなのに、真面目で優しい人ほど、その失敗を自分の人格や生き方全体に結びつけて責めてしまいがちです。
「生活が崩れている」「自分はまともに生きられていない」なんて、そこまで自分を追い詰めないでくださいね。
たった一つ、食材を傷ませてしまっただけ。
ただそれだけのことなんです。
だから、そのカビた食材を見つけたら、自分を責める道具にするのではなくて、こう思ってみてほしいんです。
「そっか、私、それくらい疲れ切っていたんだな」
「よくここまで、倒れずに踏ん張ってきたなぁ」って。
傷んでしまった食材には「ごめんね」と心の中で一言つぶやいて、そっと生ゴミの袋に入れて捨ててしまいましょう。
そして、そのゴミと一緒に、自分を責める気持ちも一緒にぽいっと捨ててみてください。
冷蔵庫の奥を少し拭いてきれいにするだけで、あなたの心も少しだけ軽くなるはずです。
今夜は無理に料理なんてしなくて大丈夫ですよ。
スーパーのお惣菜でも、コンビニのお弁当でも、あったかいスープ一杯でも十分です。
自分の心と体を休ませてあげることを、何よりも優先してあげてくださいね。
あなたが今日まで一生懸命生きてきたこと、僕はちゃんと知っていますよ。
少しずつ、自分のペースを取り戻していけばいいんですからね。