はじめに
皆さん、こんにちは。キャリアコンサルタントの柳平(やなぎだいら)です。
前回の記事*1(【Y-Biz】懐かしのゲーム開発と現代の「グロースハック」2025/7/3配信)では、1980年代の私のゲーム開発経験から、現代のビジネスで注目される「グロースハック」という概念についてご紹介しました。
当時は意識していなかったものの、いかにプレイヤーにゲームを楽しんでもらい、広めてもらうかという試行錯誤が、まさにグロースハックの原点だったと感じています。
今回は、そのグロースハックを組織内で推進し、企業の成長を力強く牽引する役割、「グロースマネージャー」についてご紹介したいと思います。
「グロースハック」を牽引する中心人物
前回の記事でご紹介したグロースハックは、単なるマーケティング手法にとどまりません。製品開発、データ分析、顧客体験の設計、そして組織文化の醸成まで、多岐にわたる要素を巻き込みながら、企業を「成長」へと導くアプローチです。
このような複雑かつ高速なプロセスを、組織内で主導していくのが「グロースマネージャー」です。彼らは、企業の「成長エンジン」を見つけ、それに火をつけ、持続させるためのオーケストラの指揮者のような役割を担います。
従来のマーケティング責任者やプロジェクトマネージャーとは異なり、グロースマネージャーには以下のような資質と役割が求められます。
*データ分析能力: 顧客の行動データを深く読み解き、成長のボトルネックとなっている部分や、新たな成長機会を発見する能力です。
*仮説構築と検証のスキル: データに基づいて「もしこうしたら、もっとユーザーが増える(定着する)のではないか?」という仮説を立て、それを素早く実行し、結果を検証するサイクルを回す力です。
*多様な専門性との連携力: エンジニア、デザイナー、マーケター、営業など、様々な専門性を持つメンバーと密に連携し、それぞれの知見をグロース施策に結びつける調整能力が求められます。
*事業全体を俯瞰する視点: 特定の機能や部署に閉じこもるのではなく、企業全体の製品・サービスが顧客に届き、成長していくまでの流れ全体を見通す広範な視野が必要です。
グロースマネージャーは「社員の成長をプロデュースする」存在
私がキャリアコンサルタントとして支援する中で、「社員皆さんの成長をプロデュースする」という言葉を大切にしています。これは、単に研修を用意したり、指示を出したりするだけでなく、一人ひとりの社員が持つ可能性を見出し、それを最大限に引き出すための「舞台」と「機会」を戦略的に提供していくという考え方です。
この視点は、グロースマネージャーの役割にも深く通じると感じています。グロースマネージャーは、企業の製品やサービスだけでなく、組織全体、ひいてはそこにいる社員の「成長」をもプロデュースする存在と言えるでしょう。
なぜなら、グロースハックによって企業が新しい成長機会を見つけ、それを実現していく過程は、社員一人ひとりに新たな挑戦や学習の機会をもたらすからです。
・データ分析に基づいた新しいマーケティング手法を学ぶ
・顧客の課題を深く掘り下げ、新しいサービスアイデアを創出する
・部門横断のチームで協働し、多様な視点を取り入れる
このように、グロースハックの推進は、社員のスキルアップやキャリア形成に直結し、結果として組織全体の人的資本価値を高めることにも繋がっていくのです。グロースマネージャーは、企業の成長を主導することで、社員の「学び」や「挑戦」の機会を創出し、彼らの自律的な成長をも促す存在なのです。
まとめ
グロースハックは、企業が持続的に成長するための強力な手法であり、それを実現するためには、データに基づき、多様なチームを巻き込みながら成長を「プロデュース」するグロースマネージャーの存在が不可欠です。
私の1980年代のゲーム開発経験から始まった「いかにユーザーに熱中してもらうか」という問いは、現代のグロースハック、そしてグロースマネージャーという役割に形を変え、今も企業の成長を牽引し続けています。
人事の皆さんが今、「現場の動きや人の成長に、いまひとつ手応えがない…」と感じているとしたら、それはまさに組織に「成長の仕組み」を埋め込み、「成長をプロデュースする」視点が必要とされている証かもしれません。
今回は、私が経験した製品開発系における「グロースハック」と言う視点から「グロースマネージャ」についてご紹介しました。
次回は、さらに広範囲な視点から、人的資本経営の管理職の姿「グロースマネージャー」についてご紹介したいと思います。
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*制作編集:ワイ・キャリアサポーターズ
*この記事の文章作成及び資料調査には、Google社の生成AI「Gemini 2.5Flash」を活用しています。
*作成日:2025/07/3 16:25
*最終更新日:2025/10/17 18:24(関連記事のリンクを追加)
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