【Y-Biz】懐かしのゲーム開発と現代の「グロースハック」

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コラム

はじめに

皆さん、こんにちは。キャリアコンサルタントの柳平(やなぎだいら)です。

私は現在、企業の人事の皆さんが抱える「人と組織の成長」に関する課題を支援していますが、実は私のキャリアの始まりは、1980年代のビデオゲーム開発でした。

当時はまだビデオゲームが世に出始めたばかりで、まさしく新しいものを「生み出す」時代。日々、試行錯誤の連続でした。

私が勤めていた会社のテレビゲームは、単に敵を倒すだけでなく、隠されたシナリオや、プレイヤーの選択によってストーリーが変化するといった要素がすでに盛り込まれていました。
例えば、ある行動をすると特別なアイテムが手に入ったり、違うエンディングに辿り着いたり…。プレイヤー一人ひとりが異なる体験をする、そんな設計がされていたのです。

私は当時、開発者としてそこまで深く意識していたわけではありませんが、今振り返ってみると、この「個々人によってストーリーが異なる」という仕組みは、まさに現代のビジネスで語られる「グロースハック」と共通する要素があったように感じます。

「グロースハック」とは何か?

「グロースハック」という言葉をご存知でしょうか?
これは、2010年代以降、シリコンバレーのDropboxやFacebook、Airbnbといった急成長企業が実践し、世界中に広まったマーケティング手法です。従来の広告や宣伝といった手法に頼るのではなく、製品やサービスそのものに、ユーザーを惹きつけ、継続的に利用してもらい、さらには他の人にも広めてもらうための「成長する仕組み」を組み込むことを目指します。
「グロース(Growth=成長)」を「ハック(Hack=巧妙な解決策を見つける)」する、という意味合いですね。

具体的には、以下のような特徴があります。

*データに基づく分析と改善: 勘や経験だけでなく、ユーザーがどのようにサービスを使っているかというデータを徹底的に分析します。そして、「なぜユーザーは途中で離脱するのか?」「どうすればもっと使ってもらえるのか?」といった問いに対し、仮説を立てて検証し、改善を繰り返していきます。

*高速なPDCAサイクル: 短い期間で施策を実行し、その効果を測定し、すぐに次の改善へと繋げます。まるで、ゲーム開発でバグを見つけて修正したり、新しいステージを追加したりするサイクルに似ています。

*口コミや紹介を促す仕組み: ユーザーが「誰かに教えたい!」と自然に思えるような体験を設計したり、友達を招待すると特典が得られるような仕組みを取り入れたりします。

私のゲーム開発経験とグロースハックの共通点

私が開発に携わった1980年代のビデオゲームを例に、グロースハックの視点で見てみましょう。

*プレイヤーの「エンゲージメント(熱中度)」の追求
隠されたシナリオやマルチエンディングは、プレイヤーが「もっとゲームの奥深さを知りたい」「他の展開も見てみたい」と強く思わせ、何度もプレイする動機付けになりました。これは、現代のグロースハックにおける「ユーザーの維持(Retention)」に直結する考え方です。

*自然発生的な「口コミ」の誘発
「こんな隠し要素があったよ!」「俺のエンディングとは違う!」といった、プレイヤー同士の会話が自然と生まれました。情報交換を通じてゲームの魅力が広まり、それが新たなプレイヤーの興味を引きつけ、「紹介(Referral)」へと繋がっていったのです。

*「面白さ」という成長エンジンの追求
当時、私たちが最も重視したのは「いかに面白いゲームを作るか」でした。この「面白さ」こそが、プレイヤーを惹きつけ、定着させ、そして他者に広めてもらうための強力な「成長エンジン」だったのです。

新しいこと、特にユーザー体験が中心となるサービスを生み出すとき、確立された「正解」はありません。

だからこそ、作り手は自然と「どうすればもっと長く使ってもらえるか?」「どうすればもっと広まるか?」という問いに向き合い、試行錯誤を繰り返します。この過程そのものが、まさにグロースハックの本質だと言えるでしょう。

まとめ

私の古いゲーム開発経験を通して、「グロースハック」という概念が、現代のデジタルビジネスだけでなく、あらゆる「新しい価値」を生み出す現場で自然発生的に行われていたことに気づかされました。
これは、どんな分野においても「成長の秘密」を解き明かす鍵となる考え方です。

次回は、この「グロースハック」を組織内で推進し、企業の成長を牽引する重要な役割を担う「グロースマネージャー」についても、さらに深掘りしてご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに。


最後まで読んでいただき誠に有難うございました。

*本ブログ記事(以下「記事」という)で使用されている各種商標・商品名や会社名、人名など(以下「商標」という)は、各権利者に帰属します。
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*制作編集:ワイ・キャリアサポーターズ
*この記事の文章作成及び関連資料調査には、Google社の生成AI「Gemini 2.5Flash」を活用しています。
*作成日:2025/07/3 11:16
*最終更新日:2025/07/07 15:17(関連リンク記事追加)
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