「懸賞ひな祭り」

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【かくれんぼ】



7歳の時の1月下旬
テレビくん2月号が販売され
それを母親が買ってきてくれて
4歳の弟と2人で一緒に読む事にした


この時俺は
1人で読みたかったけど
交代で読むと弟が独占してしまい
俺が読めないので一緒に読んだ。


そして弟が一通り読むと
ついてた付録に気が付き
俺に作ってくれと渡されて
制作する事にする。
( *゚Д゚))フムフム


しかし付録に入ってたのは
節分用の鬼のお面1枚だけで
特に何も制作する必要が事なく
袋から取り出しただけで終わった。


それを弟に見せると
「鬼ごっこしよう!」と言い出し
「お兄ちゃん鬼ね!」と決められ
仕方ないのでお面をかぶって隠れた


弟が10数えてる間に俺は
隠れる場所を探して
1番見つからなさそうな
押し入れの布団の中に潜り込む。


10数えた弟が俺の事を探し始め
弟が俺を全然見つけられない事に
しめしめとニヤつきながら俺は
布団の中で笑ってた。
(ФωФ)フフフ・・・

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【鬼退治】



その後弟が色々な所を探し回り
とうとう俺が隠れてる押し入れの
ふすまのドアを開けられてしまい
押し入れの中を見回してた。


すると見つけられなかったようで
押し入れのドアが閉められ
またどこかをガサゴソと探し
必死に見つけようとしてる様だ。


しかし突然ピコピコと音がし始め
この音がピコピコハンマーだと解り
弟が武器を持ちだしたのだと知り
見つけた時あれで殴るんだと感じた


そして弟がまたすぐに
押し入れのドアを開けて
俺が隠れてる布団の上から
ピコピコハンマーで殴ってきた!
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ


弟が布団を何度も殴りながら
「鬼見つけた!」と言うので
俺が布団の中から出ると
更に俺の事をピコピコ殴ってくる!


そのまま俺は
弟にピコピコ殴られて痛いから
「痛い!痛い!」と言いながら
部屋中逃げ回る羽目になった。
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ


そうしてると弟が疲れたせいか
やっと殴るのをやめてくれたので
俺が鬼約交代しようと言うと
「ヤダ!」と言われ断られた。

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【懸賞はがき】



その後ずっと俺が鬼をやらされ
見つかるたびにピコピコ殴られて
ドタドタ逃げ回ってたら
とうとう母親にうるさいと叱られる


叱られたので俺と弟は
ここで鬼ごっこをやめる事にし
弟が疲れたようで昼寝をし始め俺は
暇だからテレビくんを読む事にした


ここに掲載されてる漫画は
どれも面白いマンガばかりで
読むのがとても遅い俺は
このまま夕飯まで夢中に読み続けた
+ (o゚・∀・) + ワクワク+


そして最後のページを見ると
お雛様の10段飾りが掲載されてて
これが凄く豪華できらびやかで
凄く欲しくなる!


更によく見ると
このお雛様セットが当たる
懸賞はがきが付いてたので
早速母親に懸賞だしくれと頼んだ。


すると母親は
「これ女の子用って知ってるでしょ
しまう所ないしダメ」と言われ
それでもどうしても欲しかった。


なので母親にわがまま言って
懸賞はがきを強引に書いてもらい
頭の中で雛壇が当選した感覚になり
翌日ポストに興奮しながら投函した
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°




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