科学技術「生態装甲ロボ」

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【生態外装】





今回人間の皮膚を培養し
それをロボットの外装として付け
外装が自己再生するロボットを
開発しました。

この自己再生する外装の仕組みは
傷ついた人工培養した外装皮膚に
コラーゲンの付けると
その部分が再生します。

このロボットの外装は
機械の周りをコラーゲンで固め
更にその外側に培養した皮膚を
ペタペタつけてあります。

そしてこの人工皮膚に
傷がついてしまったら
その上からコラーゲンで出来た
シートを付けてると再生します。

その理由は
コラーゲン同士融合する作用で
コラーゲンで挟んだ皮膚の傷を
うめて治してしまうのです。

皮膚の傷に入ったコラーゲンは
皮膚の一体化しようとする作用で
皮膚に変化してくっつきます。

更に
コラーゲンシートを付ける作業を
ロボットが自動でやってくれれば
完全自己治療できます。


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【開発】





今までのロボットは
人間らしさを出す為に
機械の上からシリコンをかぶせ
人間の様な柔らかさを出しました。

しかしこれじゃ
傷がついた所をいちいち
人間が直さないとならず
凄く手間になってしまいます。

この問題を解決する為
東京大学大学院情報理工学系の
竹内昌治教授が研究を始めました。


研究当初再生する外装に
人工的に作った皮膚が良いと思い
人間の皮膚を培養して
外装にしようとしました。

しかし人間の皮膚じゃ
金属につかせる事が出来ず
そこで金属にもつくコラーゲンを
最初に付けました。

コラーゲンなら皮膚も付くので
培養して粉状になった皮膚を
コラーゲンの上にまんべんなく
パラパラかけてました。

こうしてできた機械の外装は
傷がついたらその上に
コラーゲンを塗ると治る
再生外装になったのです。


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【コラーゲンの力】





この手だけのロボットは
指の関節全部曲がり
それに合わせて生態外装が
伸縮しないとなりません。

しかし今回取り付けた
コラーゲンと人工皮膚は
指の動きに対して大きく伸縮し
ゴムの様な弾力を持ちます。

この事からシリコンより
コラーゲンの方が優れてて
しかも生体物質なので
触わると人の温かみがあります。

この人工皮膚が使われたロボットが
一般に使用されれば
小さな傷がたくさんついて広がり
修復が大変になってしまいます。

そこでコラーゲンについてる皮膚に
更にコラーゲンを上からかぶせて
皮膚をコラーゲンバーガーにすると
生成して治る外装を開発しました。

でも再生完了まで7日間かかり
少し長い期間使えませんが
代替のパーツがあれば
その期間そのパーツでしのげます。

今問題なのは
コラーゲンが1㎏1000万円と言う
凄く高価な事かもしれません。


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【人型ロボット】





このロボットの開発は
癒し用にも開発されてますが
1番の目的が人と同じ事が出来る
完全人型ロボットの開発です。

今人が行ってる作業は
全て人の手に合わせた物ばかりで
5本指3関節人の力で出来ます。

しかし現在では
人の手の柔軟さと柔らかさだけが
ロボットに出来ない事でした。

それは
ロボットに柔らかい外装を付けると
すぐに細かな傷が出来てしまい
修理がとても大変だったからです。

かと言ってシリコンを使うと
弾力性に欠けすぐ切れてしまうので
コストパフォーマンスが悪く
維持費が高くて赤字になります。

そこで作られたのが
この自己再生外装なのですが
修理コストをなくせた半面
コラーゲンが高すぎます。

でもコラーゲンも生体物質で
培養して増やせば安価になって
我々のコピーロボットが
現実に出現するかもしれません。

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