「笑う書店」

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【再現】





6歳の時
学校帰りに本屋によって漫画を読み
恥ずかしがる事無く大爆笑してた。
。゚(゚^∀^゚)゚。ブハハハハハハッ!!!!

そして次の日学校に行くと
漫画の面白かった場面を
体全体使って表現し
みんなに笑ってもらってた。

この時みんな
個人個人の笑いのツボがあり
俺が面白くないと感じた場面でも
とても面白おかしく再現してた。

その再現度が高いせいか
みんなが面白くない場面でも
凄く面白い場面にして
笑いを取ってた。

中には
3人位でチームを組んで
面白かった場面を演劇し
みんなから爆笑を取ってる。

しかし女子達に見せても
あまり笑ってくれず
何だか受けが悪い。
(´・д・`)ショボーン

この時俺は
女子と男子の感覚の違いが
凄く大きいと言う事を
なんとなく理解し始めた。


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【笑いのツボ】





でも俺は
学校で女子同士で会話してる時
みんな笑ってるのを見てたので
面白い話があるのだと感じた。

そこで女子達に
一体どんな事が面白いのか
話を聞いてみる事にした。
( *゚ェ゚))フムフム

すると女子達は
「昨日ママが掃除機で
家の鍵を吸っちゃって騒いでた」
という話をしてくれた。

確かにこの話は
俺にとっても面白くて
笑いのツボの違いが解らない。

なので俺は
「ギャグマンガだとどれが好き」と
女子に聞いてみた。

するとその女子は
「あさりちゃんが好き!」と言い
全く俺の知らない漫画だった。
(o'∀'))フムフム

その事を聞いた俺は
きっと凄く面白い漫画なんだと思い
読んでみたくなった。


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【あさりちゃん】





そして俺は
早速下校途中に本屋によって
アサリちゃんという漫画を探し
読んでみる事にした。

本屋の中を探してやっと
単行本のあさりちゃんを見つけて
中身を読んでみた。
((o(*´∀`*)o))ワクワク♪

すると思った通り
コテコテの少女漫画の絵で
この本を読んでると女子みたいで
立ち読みするのが恥ずかしい。

でも数コマ読むと
一気に漫画の世界に引きずり込まれ
少女漫画の事なんて気にせず
どんどん読み進めて行った。

このアサリちゃんと言う漫画は
浜野あさりと言う主人公と
お姉さんの浜野たたみと
一緒に日常を過ごす漫画。

あさりちゃんは
絵柄が完全に少女漫画なのに
男の俺でも凄く面白くて
また本屋で大爆笑してしまった。
'`,、 '`,、 ('∀`) '`,、'`,、

この事で俺は
俺が女子とツボが同じなのか
女子が俺とツボが同じなのか
よく解らなかった。


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【価値観の違い】





翌日学校に行き
女子にあさりちゃんを立ち読みし
凄く面白かったと
感想を伝えてみた。

するとその女子は
「やっぱあさりちゃんって
最高に面白いよね!」と言い
あさりちゃんの魅力を語りだす。

しかしその話の内容は
日常の出来事で起きる事を
面白おかしくした話で
あまり共感できる点が無かった。

この頃の俺は
だいたい1人か友達と遊んでて
家族で何かをすると言う事が
もうあまりなかった。

家に帰ったら
食事をしてテレビを見て
すぐに寝てしまう生活で
全然家族と遊んでない。

でも女子達は
父親や母親とよく遊び
とても家族との関係が深い事で
世界観の違いを感じてしまう。
|ω・`)ショボーン

この時解った男子との違いは
女子達が好きな事って
戦闘や冒険やウンチじゃなく
ほんわかした日常だと解った。
フム((´д`*)フム


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【女子達】





そして俺は
また相変わらず学校の帰りに
本屋に立ち読みに行き
漫画を読んで爆笑してた。

この時の俺は
あられちゃんの漫画にも
すっかりはまってしまい
単行本を読み漁ってた。

そしてしばらくすると
俺の隣に大人の人影があり
ふとそっちを向いてみる。
オヤオヤ(#゚ロ゚#)

するとそこに母親がいて
「また寄り道してるのね!」
そう言われて叱られてしまった。
(ノД`)・゜・。

その後母親の自転車に乗せられ
強制的に家に連れてかれた時
何で本屋にいる事が解ったのか
母親に聞いてみた。

すると母親が「クラスの女の子が
あさりちゃん読んでると言ってた」
そう答えてくれた。

この事を聞いて俺は
女子にチクられたんだと確信し
「俺の至極の幸せを奪うなんて
女子達うざい!」と思ってしまう。

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