「ゲーム大炎上」

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【ゲーム時間】





14歳の時
友達に山本君と言う子がいて
いつも一緒に遊んでた。
(´∀`*)ウフフ

山本君は
みんなに「やーもん」といわれ
これがあだ名だった。

今は
ムキムキのキン肉マンだけど
最近「潰瘍性大腸炎」で入院し
筋力がだいぶ落ちたみたいだ。

この頃の俺の家では
ゲームの時間が決めれてて
1日1時間しか出来ない。

ゲーム好きの俺は
1時間じゃ全然足りず
もっとやりたくて仕方なかった。
|ω・`)ショボーン

なので
いつもやーもんの家に行き
一緒に対戦ゲームをやり
気が済むまでプレイしてた。

この頃の最新ゲーム機は
スーパーファミコンで
ゲーセンのゲームが
どんどん移植されてれた。


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【強敵】





我々がよくやってたゲームは
ファミリースタジアムと言う
野球ゲームだった。
ヾ(*´∀`*)ノ

やーもんは
ライオンズファンだったので
いつもライオンズを使う。

俺は
野球に興味が無かったから
ナムコスターズを使ってた。

しかしナムコスターズは
1番弱いチームで
勝つ事が難しいチーム。

しかし俺は
あえて1番弱い物で
強敵に挑むのが大好き。

なのでいつも
ナムコスターズを使い
負けまくってしまってた。
(´・д・`)ショボーン

でも俺は
勝てないからこそ悔しくて
全然飽きる事が無かった。


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【最強の敵】





毎日やーもんとゲームをしてると
1番弱いナムコスターズでも
だんだん上手になってくる。
(´∀`*)ウフフッ

そしてしばらくすると
何回かに1度
勝てるようになってきた。

俺は
それからさらに練習をして
勝率50%位まで上げられた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

やーもんは
ナムコスターズに負けると
すごく悔しがり
ムキになって再戦してくる。

しかし
やっぱりやーもんは
たまに負けてしまい
すごく悔しがる。

するととうとう
ファンのライオンズでなく
圧倒的に強いメジャーリーグを
使いだしてきた。

でも俺は
相変わらず1番弱い
ナムコスターズを使って
対戦してた。


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【フォークボール】





メジャーリーグの強さは
バットの芯に当てないと
全部足元に転がってしまい
全然ボールが飛んでかない。

しかも
バットの芯に当てても
せいぜいヒットになる位で
ホームランなんて程遠かった。

しかし俺は
ボールをチマチマ足物に転げさせ
ランナーを出していく。
(ФωФ)フフフ・・・

でもメジャーリーグは
それでも圧倒的に強くて
全然勝てないでいた。
o(*`ω´*)o

それでも俺は
ナムコスターズを使い続け
たまに勝つ事が
出来ようになってくる。

それは
バッターの手前で落ちる
フォークボールを見切れたので
バットを振ずに済んだからだった。

俺が
フォークボールを見切れたのは
この時だけ投球の音が違うので
投げる瞬間この音に反応できた。


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【音消し作戦】





やーもんも
音の事に気が付いてて
フォークボールを投げる時は
慎重になってた。

しかし完全に俺は
フォークボール見切れたので
絶対バットを振らない。
(ΦωΦ)フフフ…

するとやーもんは
自分がピッチャーをやる時
テレビの音を消す作戦に出た。
(。・ε・。)エー

俺は
1番強いチームで1番弱いチームと
対戦してるのに「そこまでやるか」
そう感じてしまう。

そして俺は
そんな事をされた物だから
全然フォークボールが見切れず
空振りばかりしてしまった。

仕方ないので俺は
フォークボール対策として
バッターボックスの1番前に立ち
ボールが落ちる前に打つ事にする。

そしたら
この作戦が結構うまくいき
足元に落ちるヒットだけど
何とか打てるようになった。


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【最終手段】





俺が対策を練って
音消し作戦が通用しなくなると
たまに勝てるようになってきた。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

俺が勝つとやーもんは
すごく悔しがって
ムキになり再選してくる。
ヽ(#`д´#)ノ

そしてまた何度かやると
たまに俺が勝って
そのたびに悔しがってた。

するとやーもんは
俺が勝ちそうになると
スーパーファミコンの電源を切り
試合を強制終了させてきた。

その光景を後ろで見てた
やーもんのお兄さんは
「お前ズルいなー」と言い
俺も共感してしまう。

俺とやーもんは
対戦ゲームが大好きで
野球ゲーム以外にも
格闘ゲームもやってた。

そのとき俺は
相変わらず1番弱いのを使い
強いキャラと対戦し
必死になる事が楽しかった。

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