「海の匂い」
記事
小説
【移動のバス】
10歳の時
2泊3日の臨海学級に行って来た。
これは
毎年夏に荒川区が実施している
学校の海水浴旅行。
行く場所は
静岡県の下田市にある
海水浴場だった。
ヾ(*´∀`*)ノ
ここには
荒川区が買った古い校舎があり
学年全体でその場所に宿泊できる。
俺は
この臨海学校が好きでなく
毎年行くのが嫌だった。
それは
移動に使うバスが凄く苦手で
車内の匂いが大っ嫌い!
( ;´Д`)オエ~
そのバスの中でも
「ニュートウキョウ」社のバスが
強烈に気分悪くなる匂いだった。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【遅刻者】
当日の朝7時
学校に集合して臨海学級に向かった。
俺は
この時停まってたバスの見て
凄く愕然とした!
それは
あの悪魔のバス
「ニュートーキョー!」
ギャー!ε=ε=(*ノ>Д<)ノ
このバスは
匂いが強烈なのに
窓が開かないバスだった!
この状況を見て俺は
凄くブルーな気分になって
「すっと寝てよ」と思った。
(´・д・`)ショボーン
出発時間は
朝7:30分なのに
この時間を過ぎても
集合場所の校庭で待たされてた。
それは
遅刻してきた人がいて
その人を待ってたからだった。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【暗黙】
このとき先生に
出発時間が過ぎても
待ってる理由を聞いてみた。
でも
「もうちょっと待ってて~」としか
答えてくれなかった。
それは
先生の生徒に対する教育方法で
生徒を皆の前で恥をかかせる行為が
禁止されてたからだった。
そのせいで先生達は
かたくなに理由を言わず
だんまりを決め込んでいる。
<(`^´)>シラン
でも我々生徒は
いない子がいる事に気付いてたので
遅刻のせいで待たされてる事くらい
大体わかってた。
そして15分後
遅刻した子がようやく到着して
何事もなかった体で出発した。
遅刻してきた子に対しては
暗黙の了解で何も言わず
普通にみんな話しかけてた。
(´∀`*)ウフフッ
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【睡眠】
その後俺は
バスの中の臭いに耐えられず
スグに寝てしまった。
隣にいた子は
当時の携帯ゲーム機の
ゲームウォッチをやって
時間を潰してた。
そして
高速道路のPAで先生に起こされ
ようやく外の空気が吸えた。
( ´ー`)フゥー...
PAでは
トイレ休憩だけして
スグに出発してしまう。
その後俺は
しばらくみんなと話してたけど
またスグに寝てしまった。
そして
下田に到着したようで
また先生に起こされてしまった。
(´ぅω・`)ネムイ
到着したら
まず荷物を置いて昼食をする為
みんなで部屋に向かう。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【飲めない水】
この校舎は
大正時代に建てられた
木族建築の凄く古い校舎だった。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
そのせいか
水道が国の飲料水基準を満さない
公衆トイレと同じ水が出ので
飲む事が出来なかった。
その代わり廊下の各所に
大きな給水筒が設置され
そこに麦茶が入ってる。
部屋に入ると
地元の学校の教室と比べ
2倍くらい大きな部屋だった!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
その後我々は
お昼のお弁当を食べて
早速海に出かけて行った。
海までの距離は
歩いて10分くらいの距離。
山の上から真っすぐ下に行くので
眼下に海が大きく広がって
壮大な光景に見えた。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【海の満喫方法】
海に到着した我々は
早速着替えて準備体操をし
集合時間を教えられて
海に飛び込んで行った。
俺は
海に入ると言うのが
今回で人生2度目の経験。
1回目家族と行ったけど
台風の直撃にあって
海に入れずに終わってしまう。
(´;ω;`)シクシク
なので
今回海に入る事が嬉しくて
前回の無念を晴らし
遊び倒したいと思ってた。
俺は
海に入って1番奥の
足が付かない所まで泳いでく。
なぜならそこは
1番波が高いと知ってたからだ。
そこで俺は
立った状態で後ろから来る波に乗り
ジェットコースターの様な
上下運動を味わい最高の気分になった!
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【日焼け】
この場所で俺は
全然飽きる事無く1人で海水浴をし
最高の一時を過ごせた。
その後
疲れてしまったので
大きな波に乗って泳いで岸に行き
日陰で寝てしまった。
俺は
日焼けをしても黒くならず
赤くなって痛いだけだから
みんなの様に日焼けをしない。
そして目が覚めてまた
海の1番奥まで行って
波乗りを楽しんだ。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
そんな事をしてたら
とうとう集合時間が来てしまい
帰る事になる。
そして
浜辺にみんな集合し
宿舎に戻って行った。
俺は
1日目で凄く楽しい思いが出来て
凄くご満悦になり
最高の臨海学級になる予感がした。
つづく~