こんにちは!
ライティング系と音楽系のサービスを出品しているemiglia(エミリア)です。
ココナラで購入者の方と取引をしていると、色々なご要望をいただきますよね。
その中には「あ……それはココナラのルール違反……」というものもあった、という経験をされた方もいるのではないでしょうか。
私の経験上、最も多いのが「何か分からないことがあればこちらに連絡ください!」といって電話番号やメールアドレスを送ってこられてしまうという、いわゆる「個人情報の交換」と「外部でのやりとり」に抵触するご要望です。
また「弊社はチャットワークでライターさんとのお取引をしております」とか「Zoomで打ち合わせをしたい」とか、個人情報ではなくても外部でのやりとりを希望される購入者さんも少なくありません。
次いで多いのが宿題代行依頼です。
これは非常に曖昧なところで、出品は禁止されていますが依頼は禁止されていないんですよね……。
難しいところですが、私はこういったご要望はお断りしています。
このように、ルール違反をしてくる購入者さんに対しては、どのような対応をすべきなのか、今回はこのテーマを掘り下げていきましょう。
<大前提:出品者はココナラの「ルールとマナー」を熟読すべし>
まず、大前提ですが、ココナラでサービスを出品される方は、必ず「ルールとマナー」を熟読してください。
ここにココナラでの禁止行為や出品禁止サービスが全てまとめて掲載されています。
これを読まずにルール違反をしてペナルティを受けても「知らなかった」という言い訳は通用しませんので、必ず一度は目を通しておかなければなりません。
(とはいえ、私も何回かルール違反に抵触してお叱りを受けました。「知らなかった」というよりは「これもダメなんすね!!」というかんじだったのですが、そういうこともあります)
出品者としてしっかりとルールとマナーを理解していれば、購入者さんとのトラブルも未然に防げますし、知らずに違反行為をしてしまうリスクも回避できます。
ルールやマナーは随時更新されますが、更新されるタイミングで必ず通知してくれるので、そういったお知らせも見逃さないようにしましょう。
<ダントツで多い購入者の違反行為は「外部でのやりとり」に関するもの>
ルールとマナーには色々な禁止事項が細かく書かれていますが、購入者の方は無自覚でやってしまう違反行為でダントツに多いのが「外部でのやりとり」に関するものです。
冒頭でも挙げたように
・個人の連絡先を送ってきて「こちらに連絡ください」と言ってくる
・チャットワークやZoomなどの外部ツールを使いたいと言う
・ココナラの手数料を話題に出して外部での取引を持ち掛ける
などの例があります。
外部での取引を持ち掛けるのは完全にアウトですが、単純にルールを知らずに「こっちの連絡手段の方がラクだから」という軽い気持ちで外部でのやりとりを希望する方もいます。
<購入者の違反行為は通報すべきか否か>
購入者の方が違反行為をした際に、ココナラに通報すべきか否かという問題ですが、私は「それが故意かどうか」で見極めるのが良いかな、と思っています。
ほとんどの購入者さんはルールを知らずに外部でのやりとりを希望されるため、私から「ココナラでは個人情報の交換や外部でのやりとりが一切禁止なんです……」と説明すると「そうだったんですね!すみません!」というお返事が届きます。知らずにうっかりやってしまったことをわざわざ通報するのもなぁ、と思うので、私はこの「説明」だけに留めています。
ただ、これは今まで例がありませんが、説明してもなお「いいじゃないか」と食い下がるようならば、通報するかもしれません。ルールを分かった上で、故意にそれを破っているということになりますからね。
<「まぁいっか」で違反行為を流すのはNG>
購入者さんの違反行為を見かけた時、私は基本的に通報せずに説明して理解していただくという流れを取っていますが、「何も言わずに流す」ことだけは絶対にしないようにしています。
誘いに乗って外部で連絡を取ることは勿論、何も説明せずにいることも良くない、と私はそう思います。
ルールはルールですので、守らなければなりません。
購入者さんが知らずにルール違反をしてしまったならば、きちんと教える必要があります。
だから私は必ず「ココナラにはこういうルールがあって……」と説明するようにしています。
<出品禁止サービスに抵触する依頼にはどう対処すべきか>
ココナラには出品禁止サービスがあります。
数が多く、かなり細かく指定されているのでここでは全て紹介できませんが、分かりやすいものを挙げると
・投資判断に関するアドバイスを行うサービス
・投資運用や資産運用を代行しているサービス
・仮想通貨やICOに関するサービス
・病気を治すなど身体に影響を与えることを前提としているサービス
・具体的な病名や症状をヒアリングして、対処法をアドバイスしているサービス
・病気に効く薬を紹介しているサービス
・特定の症状に効能を持つ食品やサプリを紹介しているサービス
・成人向け、アダルト関連のサービス
・学校の課題(宿題、レポート等)を代行するサービス
・第三者に呪い、復讐などで不幸をもたらすことを前提としているサービス
こんなかんじになります。他にも沢山あります。
これらのサービスは「出品すること」は禁止されています。
しかし「依頼すること」を禁止する文言は、今のところルールとマナーのページには記載がありません。
ここが、冒頭でも「宿題代行」について述べた通りかなり曖昧で難しいところなんですよね。
安全策を取るのであれば、基本的には「承れない」と断るのが良いと思います。私も過去に「宿題代行」でお断りしたケースがありました。それは単に「出品が禁止されているから」という理由だけではなく、依頼しようとしていたお母さんのためにも、お子さんご本人のためにもならないという想いがあったからです。結局宿題(読書感想文)のヒントになるようなアドバイスをして、その取引は終わりました。
出品は明確に禁止されていても、依頼が禁じられているとはされていないため、「どうなんだろう……」と思った依頼や相談に関しては、受けないか、もしくはココナラに問い合わせてみるのが良いかと思います。
<補足:外部同士で繋がった場合はOK>
ちなみに……、ココナラから外部での取引に移行するよう持ち掛ける行為は禁じられていますが、「ココナラから」ではなく外部で繋がった場合は特にお咎めはありません。
例えば、ココナラのユーザー名でTwitterやInstagramなどをやっていて、それを購入者さんが直接発見して連絡してきた、というケースです。(ただし、ココナラ内では、SNSのアカウントIDを教えなくても「Twitterやってるんで!」とか、そういったことを伝えるだけでNGですので、そこはくれぐれもご注意を!!)
外部で直接繋がった方とは、ココナラで過去に取引があったかどうかは関係なく、そのまま個人間での取引をおこなうことも可能です。
ただ、ココナラというシステムを使うことができないため、決算の方法であったり、納品の仕方であったり、取引の進め方であったり、そういった部分を両者でゼロから決めていかなければならず、非常に面倒になる恐れがあります。また、「料金を支払ったのに納品してくれず連絡がつかない」や「納品したのに料金を支払ってくれない」などのトラブルが発生するリスクも十分考えられます。
「ココナラから」ではなく、外部で直接繋がった方との個人間取引を持ち掛けられた際には(あるいは提案する際には)、これらのデメリットをよく考える必要がありそうです。
おわりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
出品者として、購入者のルール違反への対応はしっかりと考えておこなうべきかな、と私は思っています。
一番の理由は「自分自身がトラブルに巻き込まれたくないから」です。
「まぁいっか」でルール違反に目をつぶってしまうことによって、ココナラそのものから咎められたり、目をつけられたりしたら面倒ですし、ルール違反を平気でするような人と関わっても良いこと無いですし。
購入者さんのルール違反のほとんどが「知らずに」なので、説明すればきちんと分かってくれます。しっかり説明することで、彼らがその後のココナラの取引も円滑に進められるようなれば、出品者としても嬉しい限りです。
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