プロセス・エコノミー

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ビジネス・マーケティング
最近よく聞くプロセス・エコノミーについて考えてみよう!

プロセスエコノミーとは、成果物や最終的なアウトプットそのものだけではなく「プロセス」、つまり何かしらを製作・実行する際の過程自体をビジネスにするという概念のことで、エンジェル投資家・アル代表取締役の古川健介氏が提唱した言葉。
背景には、これまでの成果物やアウトプット自体をビジネスにする「アウトプットエコノミー」が一定の規模まで到達した結果、プロダクトの差別化のポイントとして、プロセスが相対的に重要になってきたという考えがある。ガールズグループ「NiziU」を生んだプロジェクト「Niji Project」などはその選考過程自体をコンテンツ化することでブームを巻き起こしたが、これもプロセスエコノミーの一例だと古川氏は説明している。






アウトプットエコノミーとは

プロセスエコノミーの対義語がアウトプットエコノミー。
プロセスエコノミーのように過程ではなく、アウトプットされた作品や製品そのもので課金すること。
これは一般的なと言うか通常の商品の流通や購買の形態ですね。
【アウトプットエコノミーの例】
・飲食店の料理や提供されたサービスそのもの
・音楽なら曲そのもの
・書籍なら本や文章そのもの
・プロスポーツなら試合の現地観戦や試合の映像そのもの
・出来上がって市販されている製品そのもので評価される
・役者は舞台裏を見せないという信条








倫理観を失ったプロセスエコノミーの危険性
プロセスエコノミーにしろクラウドファンディングにしろ、製作者と顧客が直接情報と金銭の遣り取りをする形態のため、必然的に顧客側には製作者を見極める”目利き”が必要になってきます。
成果物は大したことがないのにも関わらず、巧みな広報とプレゼンテーションで二流三流を一流に魅せるプロセスエコノミーには、ある種の危険性や詐欺まがいの消費者心理を操る危険性を孕んでいます。

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