学校で“問題児”と呼ばれる“ギフテッド”②

学校で“問題児”と呼ばれる“ギフテッド”②

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コラム

正しすぎて、教室にいられなくなった子


ミオは、間違ったことを見ると黙っていられなかった。

友達がからかわれている。

先生がそれを「仲がいい証拠」と言う。

ミオは手を挙げた。

「本人が笑っていないのに、なぜ仲がいいと言えるんですか」

教室が静かになった。

先生は困った顔をした。

「今は授業中です」

ミオは思った。

今じゃなければ、いつ言えばいいんだろう。

別の日、先生は言った。

「ルールは守りましょう」

ミオは聞いた。

「では、先生がルールを守らなかった時は、誰が注意するんですか」

その日から、ミオは「理屈っぽい子」と呼ばれた。

友達からは「めんどくさい」と言われた。

やがてミオは、何も言わなくなった。

通知表にはこう書かれた。

「最近は落ち着いています」

ミオはそれを見て、少しだけ笑った。

自分の正義感が死ぬと、教室では落ち着いた子になるらしい。
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